「清明節」国民的行事
Submitted by whenis on 金, 07/12/2013 - 20:13南部には日本人になじみやすい食文化があるようです。日本人も春はふきのとうやわらびなど苦みを含んだ山菜類を食べますが、中国南部の人々もこうした野草を用いたものをよく食べて、春に崩しがちな体調を整えるようです。上海周辺では「青团(qīngtuán)」という緑鮮やかなあんこ入りの草団子がお墓参りに欠かせませんし、浙江省ではその変化形の「清明饼(qīngmíngbǐng)」という草餅を食べます。福建省では「润饼(rùnbǐng)」というクレープを食べます。場合によっては「春饼(chūnbǐng)」とも言われるこの料理は、ビタミン豊富な野菜をたっぷりくるんで食べ、冬になまった体を目覚めさせる知恵がこめられているとも。広東省では「芥菜(jiècài/カラシ菜)」を食べます。これは現地の方言で「芥」と“駕籠(かご)”を意味する「轿(jiào)」が同音であるため、ご先祖様が駕籠に乗って還ってくるように、との意味で食べるとか。
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