1. 日本語に対応する成語・表現
「暗度陳倉」に直接対応する日本語の成語はありませんが、以下の表現が近い意味を持ちます。
陽動作戦(ようどうさくせん)
虚を突く(きょをつく)
裏をかく(うらをかく)
2. 中国語の拼音
暗度陳倉:Àn dù Chéncāng
3. 出典と典故
「暗度陳倉」は、中国の史書『史記』に由来する故事成語です。
前漢の時代、劉邦(りゅうほう)が韓信(かんしん)の進言を受け、項羽(こうう)との戦いで用いた戦術です。表面上は「明修桟道」(がけ道の修復を大々的に行う)ことで敵の注意を引きつけ、暗地里には「暗度陳倉」(陳倉の地から密かに進軍する)ことで奇襲を成功させました。この故事から、「表面で別の行動を取りながら、密かに真の目的を達成する」という意味の成語となりました。
4. 例文と説明
例文1:
彼は表向きは交渉を続けるふりをしながら、暗度陳倉のごとく市場を奪取した。
説明:表面上は交渉中と見せかけ、実際には密かに市場を支配下に置いたという意味です。
例文2: