肝(gān)[動]健康を犠牲にして〜に打ち込む
Submitted by whenis on Mon, 12/04/2017 - 07:05この言い方は、もともと台湾地区の若者が使い始めたものです。
東西の医学では、肝臓が夜間に働き、体調を整える機能を持つと考えられていることから、台湾の若者たちは、極度な夜更かしをし、肝の機能に障害を与えるほど何かに打ちこむことを、爆発の爆の字を動詞に用いて「爆肝」と呼んでいます。
特に中医学の考えかたでは、夜更かしをすることは肝の気を傷(やぶ)ることにつながるため、夜通しで仕事をしたり、ゲームをしたりすることを、肝臓をパンパンに張らせて破裂させるというニュアンスから、「肝臓を破裂させる行為」として誇張して表現しました。
こうした用法が中国大陸に伝わると、ネットでは動詞として使われるようになり、夜更かしして何かをしたり、時間をかけて何かをするという意味になりました。
また、このように、時間をかけて何かをする時に「肝」と言う他にも、他人より一生懸命に健康を犠牲にする人を「肝帝(「肝」のエンペラー)」と呼ぶことがあります。同じ発音で声調の異なる動詞の「干(やる)」や「赶(急いで〜する)」などの意味も含まれていると考えると、イメージが脹らむのではないでしょうか。
使い方
[例 文]网游新规不让肝游戏了。