皆さんこんにちは、「songyun.org中国語教室」というコーナーを始めました。このコーナーでは中国に関する知識や中国語の勉強方法などをご紹介いたしますので、このウェーブサイトを有効にご利用していただき、この中国語教室が皆様のお役にたちますように心より願っています。

私も日々日本語と英語を勉強していきたいと思っておりますので、今後とも、よろしくお願いいたします。

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孔廟と国子監

中国の著名な思想家、そして教育家、孔子。「孔子学院」の名をつけた学校が、世界各地に設けられ、いまなお、孔子は中国文化、中国語教育の先兵役を担っています。ふるさとは、山東省の曲阜で、ここでは毎年、盛大な孔子祭りが行われます。

 その孔子を祠り、最高教育の場となった所が北京にあります。「孔廟、国子監」と名づけられた博物館を紹介しましょう。場所は、地下鉄2号線の安定門駅から歩いて15分ほど、ラマ教の有名なお寺・雍和宮はすぐ近くにあります。  

国子監街という東西に走る古い道を捜してください。真ん中あたりに「国子監」と「成賢街」と書かれた鳥居のような門があります。中国では牌楼と呼んでいます。この鳥居に挟まれた部分が、「孔廟、国子監」というわけです。ところが、今は大規模修理の真最中で、建物はテントなどで覆われて中に入れません。近代になってからは、1930年代と50年代に続く三度目の大規模な工事で、来年の7月にすべてが終わります。

中国語・フレーズ基本 180220180220

就在那儿。

Jiù zài nàr.
すぐそこです
副詞“就”は、この場合距離の近さを強調して「(そんなに遠くなく)すぐそこですよ」というニュアンスを表しています。

不太远。

Bú tài yuǎn.
あまり遠くありません
“不太~”は「あまり~ではない」という意味です。“不”は第2声に声調変化します。

往右拐。

Wǎng yòu guǎi.
右に曲がります
同じ意味で、“向右拐Xiàng yòu guǎi”という言い方もします。

一直走。

【春节后综合症】(chunjie hòu zōnghézhèng)春節後シンドローム

「春节」はの春節、旧正月です。「综合症」は症候群、シンドローム。これを合わせて「春节后综合症」として、春節後シンドローム、つまり、春節休暇後に出てくる色々な生理的・心理的異常を総称したものとなります。また、「春节综合症」や「年后综合症」とも言うことができます。「年后」の「年」は、ここでは新年、正月の意味となります。

 ちなみに、「节后综合症」という言葉もあります。ここでの「节」は春節に限らず、様々な祝日をさすものです。

 疲れやすい、元気が出ない、仕事や勉強の効率が落ちるなどの症状の他、原因不明の吐き気、眩暈、胃腸不良、不安、不眠と、全身の気が乱れている状態が引き起こす様々な症状が、この症候群には含まれます。

 正月期間中、夜通しで麻雀やゲームをしたり、こってりした料理を食べ過ぎたり、お酒を飲み過ぎたり、遠出で疲れたり・・・と、休み明けになると、心身ともに疲れ切っています。

 それに加え、賑やかな集まりから普段の一人ぼっちの生活に戻る不安からくる虚無感も重なり、様々な障害として現れるようです。

 ストレス源は、社会が進歩するほどに増えるものです。どの意味で、こうした症状は社会の進歩と発展のリバウンド現象でもあると言えるでしょう。

【春劫】(chūnjié)[名]窮正月.

「春」は春節のことで、「劫」は日本語では未来永劫の永劫、長い時間の意味ですが、中国語では奪う、略奪する、強奪するという意味で使われますが、ここでは「春节」の「节」の字と発音が同じであることから、語呂合わせとしても使われています。この2文字を合わせ、「春劫」として、強奪されたような春節の意味になります。つまり、たくさんのお金を春節期間に費やしたということを意味します。敢えて中国語に倣って語呂合わせをするならば、窮乏の窮の字を使って、「窮正月」という感じでしょうか。

 あるウェブサイトの調査では、アンケートの回答者のうち、春節期間中に使った金額が5000元以下と答えたのは45%、5000元から10000元までが32%で、10000元から20000元までが16.1%、20000元以上が6.3%だということが明らかになっています。これら調査対象の30%が春節を出費の多すぎる「春劫」だと感じているようです。

 また、ネット上では、こうした春節期間中の消費金額によって、その分類までされており、1000元以下は「酷抠族(どけち族)」、1000元から5000元は「人情族(世渡り族)」、5000元から10000元は「恼火族(やってられない族)」、そして、10000元以上は「奢华族(ぜいたく族)」と名付けられています。

【春节经济】(chūnjié jīngjì)[名]春節経済.

「春节」に「经济」ですから、春節にまつわる経済活動のことを行ったものです。これによって消費が伸び、経済成長が促されます。近年では、海外旅行に出かける人も多いことから、周辺の国へも影響が広がっています。

 「春节经济」は、春節前、春節期間中、そして、春節後という3つの部分に分けられます。

 春節前は、いわゆる「年货」など、春節を過ごすための準備ということで、飾り物、食べ物、雑貨、贈答品などが市場の主役になります。その為、春節前には、各ショッピングサイトでも、優待価格盛りだくさんの様々な大型セールが催されます。

 春節期間中には、まず「庙会」(縁日)に出かけますが、近年こうした縁日は単純に楽しむ為のイベントなだけではなく、地方経済を潤すビジネスチャンスにもなりつつあります。そして、最近では、映画にも「春节档」という春節期間の上映を狙ったものがあります。これは日本でもお正月映画という言い方をするのに似ています(他にも「贺岁片」という言い方があり、こちらの方がお正月映画という訳語に近いようです)。中国にはその他にも、この期間を狙って開かれるコンサートや演劇も存在します。同時に、旅行業も賑やかになり、春節期間の七連休を狙う観光商品が沢山出揃います。

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