北京の地下鉄の旅 ―円明園駅―
皆さんこんにちは、「songyun.org中国語教室」というコーナーを始めました。このコーナーでは中国に関する知識や中国語の勉強方法などをご紹介いたしますので、このウェーブサイトを有効にご利用していただき、この中国語教室が皆様のお役にたちますように心より願っています。
私も日々日本語と英語を勉強していきたいと思っておりますので、今後とも、よろしくお願いいたします。
円明園は清の康煕46年(1707年)に建設され、円明、長春、万春の3つの園から成っていました。150年あまり続いた清王朝が創建、運営した大型の皇室庭園です。円明園は康煕帝が名づけたものです。この庭園は中国3000年の伝統的な造園を継承しており、かつヨーロッパ建築様式を吸収し、多様な風格が一体となった庭園です。「全ての造園は芸術のお手本」と称えられました。また円明園は珍しい草花や木がある庭でした。庭園内には、貴重な植物が数百万株も植えられ、円明園を目の当たりにした外国人から「庭園の中の庭園」と呼ばれていました。
そしてここは、皇室の博物館、芸術館でもあり、多くの貴重な宝、図書、芸術の傑作が収蔵されていました。
しかし、1860年10月6日に英仏連合軍の破壊と略奪を受け、神話のように美しかった円明園は廃墟と化しました。
観光スポット
円明園(圆明园)
世界の片隅に、奇跡が存在します。この奇跡は「円明園」と呼ばれています。
芸術の源は、1つは理想であり、この理想を生産したのがヨーロッパの芸術です。もう1つは幻想です。幻想を作り出したのはアジアの芸術です。円明園は、民族の想像力の全てをもって成し遂げた芸術作品です。
かつて、芸術家たちの間では「ギリシャにはパルテノン神殿、エジプトにはピラミッド、ローマにあコロッセウム、フランスにはノートルダム大聖堂、東方には円明園」と言われていました。
住所:北京市海定区清華西路28号
入園料:10元/人
ショッピング
清史書店(清史书店)
この書店は円明園と中国人民大学の清代史研究所が協力して開いたものです。主に清の歴史、清代の皇室の庭園史や、北京史といった書籍が揃っています。中にはすでに絶版となった書籍も少なくなく、清代の歴史を知る上で欠かせない特徴を持った書店です。
住所:北京市海定区清華西路28号(円明園南門広場の西側)
休憩
左右間カフェ(左右间咖啡)
このカフェは国内で有名な建築家、王暉氏が設計を手がけており、インターネット上で行われた投票、「北京精彩スポット50」にも選ばれたお店です。最も特徴があるのは、トイレです。四角いトイレの外壁は鏡でつくられ、周囲の竹林の緑を映し出します。トイレの屋上には、魚が泳ぐ池がつくられ、トイレに入れば頭上に魚が泳ぎ、その向こうには青空が見えます。アート感溢れる空間です。
住所:北京市海定区円明園東門内停車場北二間院