「百歩楊を穿つ」・中国の物語
Submitted by whenis on 土, 08/15/2009 - 10:34中国古代の戦国時代には、多くの諸侯国が並存していた。各国には有名な人物がいて、これら人物にまつわる物語もまた今でも広く伝わっている。
秦の国の将軍である白起は、戦には非常に長けていた。彼が指揮を取った戦いは負けたことがないので、かれは人々に「常勝将軍」と呼ばれていた。ある年、秦の国王は白起に兵を率いさせ魏の国攻略に向かうよう命じた。しかし、もし魏の国が秦の国に落とされれば、他の多くの国まで連鎖反応が起こりかねないので、人々はこれに強い不安を覚えた。
蘇厲という策士いて、魏の国を攻めないよう白起を説得するよう命じられた、そこで蘇厲は何とかして白起に会ってから、次のような故事を彼に聞かせたという。