ラマ教ゲルク派(黄教)の寺院ーー雍和宮
北京市内には多くの特色ある多くの古代建築があるが、漢、蒙古とチベットの三つの民族の特色を共有した古代建築といえば、雍和宮だけである。
雍和宮はな内外でも知られたチベット仏教の寺院で、その敷地面積は6万平米で一千余りの部屋がある。雍和宮は清の康煕帝が1694年にその四男胤禎のために建立した邸宅だったが、1723年に胤禎が即位して雍正帝となってからは宮殿に移ってしまい、その後は雍和宮の半分を行宮とし、残る半分をチベット仏教ゲルク派に与えゲルク派の寺院とした。