中国の民間物語・後羿、太陽を射る
太古の時代、空には十個の太陽が同時に昇り、その強い日差しは大地を焼き焦がし、畑の作物は枯れ、人々は暑さのために息もできず、次々と気絶して倒れていった。また沢山の妖怪や猛獣たちも、枯れた湖や蒸し暑い森林から現れ、人々に害を与えていた。
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私も日々日本語と英語を勉強していきたいと思っておりますので、今後とも、よろしくお願いいたします。
太古の時代、空には十個の太陽が同時に昇り、その強い日差しは大地を焼き焦がし、畑の作物は枯れ、人々は暑さのために息もできず、次々と気絶して倒れていった。また沢山の妖怪や猛獣たちも、枯れた湖や蒸し暑い森林から現れ、人々に害を与えていた。
古代ギリシャの伝説では、プロメテウスが人類を造ったという。古代エジプトの伝説では、人類は神に呼ばれて生まれたとある。が、ユダヤ神話では、人類を造ったのはヤーウェであると伝えられている。では中国の古代神話のなかで人間はどのように生まれたのか?それは“女媧”という人間の体と龍の尾を持ったの女神の功である。
伝説によると太古の時、天と地は分れず、宇宙全体は一つの大きいたまごのようだったという。その中は混沌として真っ暗で、上下左右や東南西北はまったく区別がつかないのだった。しかしこのたまごの中には一人の偉大な英雄が孕まれていた。それが天地開闢の盤古である。盤古はたまごの中で一万八千年もの間孕まれ、ついに目覚めたのである。盤古が始めて目を開けたとき、まわりは真っ暗で、息ができないほど暑苦しかった。これに彼は怒り、殻の中で、手にしていた大きな斧を力いっぱい振ったので、耳をつんざくような大きな音がして、たまごが木っ端微塵に砕け、中の軽くて澄んだものは上に昇って天となり、そして重くて濁ったもの徐々に沈んで大地となったのある。