「清明節」国民的行事
皆さんこんにちは、「songyun.org中国語教室」というコーナーを始めました。このコーナーでは中国に関する知識や中国語の勉強方法などをご紹介いたしますので、このウェーブサイトを有効にご利用していただき、この中国語教室が皆様のお役にたちますように心より願っています。
私も日々日本語と英語を勉強していきたいと思っておりますので、今後とも、よろしくお願いいたします。
南部には日本人になじみやすい食文化があるようです。日本人も春はふきのとうやわらびなど苦みを含んだ山菜類を食べますが、中国南部の人々もこうした野草を用いたものをよく食べて、春に崩しがちな体調を整えるようです。上海周辺では「青团(qīngtuán)」という緑鮮やかなあんこ入りの草団子がお墓参りに欠かせませんし、浙江省ではその変化形の「清明饼(qīngmíngbǐng)」という草餅を食べます。福建省では「润饼(rùnbǐng)」というクレープを食べます。場合によっては「春饼(chūnbǐng)」とも言われるこの料理は、ビタミン豊富な野菜をたっぷりくるんで食べ、冬になまった体を目覚めさせる知恵がこめられているとも。広東省では「芥菜(jiècài/カラシ菜)」を食べます。これは現地の方言で「芥」と“駕籠(かご)”を意味する「轿(jiào)」が同音であるため、ご先祖様が駕籠に乗って還ってくるように、との意味で食べるとか。
北部では「やっぱり卵(鸡蛋/ jīdàn)がないと清明節は過ごせない」と考える地方が多いそうです。卵は新しい生命の象徴。芽吹きの春にぴったりの食材というわけです。また、麺料理の盛んな山西省や陝西省では、女性たちが動物などをかたどった美しい「面花(miànhuā/麺細工)」をつくります。これは贈答品としても使われます。ナッツやドライフルーツをはさんだパンもよく食べられるそうです。