中国語の程度補語
皆さんこんにちは、「songyun.org中国語教室」というコーナーを始めました。このコーナーでは中国に関する知識や中国語の勉強方法などをご紹介いたしますので、このウェーブサイトを有効にご利用していただき、この中国語教室が皆様のお役にたちますように心より願っています。
私も日々日本語と英語を勉強していきたいと思っておりますので、今後とも、よろしくお願いいたします。
一 基本意味
形容詞や動詞の後に、動作到達の程度あるいは状態を表す。
二 基本成分
形容詞、心理活動を表す動詞や一部の副詞は程度補語になれる。
三 基本文型
動詞/形容詞+(得)+程度補語
例 说得很好。
打扮得非常漂亮。
文型 意味 ポイント 難点解釈
1動詞/形容詞+极了 程度がとても高いことを表す。
走了一天的路,我累极了。
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她今天打扮得漂亮极了。 動詞の後に目的語がある場合、動詞の後に「极了」は使わない。
我喜欢极了这件衣服。×
我喜欢这件衣服喜欢极了。× 「极」の前に「得」を使わない、「极」の後に必ず「了」が付く。「把」の文に使わない。
这朵花漂亮得极了。×
他把妈妈气极了。×
2動詞/形容詞+死了/坏了 程度がとても高いことを表す。
我最近忙死了。
看到这么多钱,他乐坏了。 目的語があっても、謂語動詞を重複しなくても良い。
最近可忙死我了。
看到那么多钱,乐坏了他。 「死」、「坏」の前に「得」は使わない、後に必ず「了」が付く。「把」の文章に使える。
今天我忙死了。
今天我忙得死了。×
那只小猫把她吓坏了。
3動詞/形容詞+透了 程度がとても高いこと事を表す。
这件事糟透了。
他人坏透了。 目的語があっても、謂語動詞を重複しても、しなくても良いです。
我烦透她了。
我烦她烦透了。 「透」の前に「得」を使わない、後に必ず「了」を付ける。「把」の文に使える。
小王这个人坏透了。
他把那个老师恨透了。
4動詞/形容詞+得+很 程度がとても高いことを表す。
昨天热得很。
妈妈病了,我心里难过得很。 目的語があっても、謂語動詞を重複しても良い。
上了大学,我想家想得很。
他最近工作忙得很。 補語の「很」の後に「了」や他の文成分は付かない。
昨天热得很了。×
最近忙得很要命。×
5動詞/形容詞+得+慌 程度がとても高いを表す。よくない意味で使う。
今天的天气让人感觉闷得慌。
我今天没吃早饭,现在饿得慌。 よくない感じの単音節動詞のあとに使う。
他心里美得慌。×
今天的天气闷热得慌。× 補語の「慌」の後に「了」や他の文成分は付かない。
我今天没吃早饭,现在饿得慌了。×
今天的天气闷得慌要命。×
6動詞/形容詞+得+要命/要死 程度がとても高いことを表す。誇張の意味がある。
最近我忙得要命。
知道自己通过了考试,他高兴得要死。 消極意味を表す心理活動の動詞の後に使う。一部の積極意味の形容詞は後でも使える。
我今天烦得要死,让我一个人呆会儿。
爸爸同意带我一起去海南旅游,我高兴得要命。 補語の前に必ず「得」が付く、後に「了」や他の文成分は付かない。
他的话把我气要死。×
最近这个项目把我累得要命了。×
7動詞/形容詞+得+不得了/什么似的/不行/可以 程度がとても高いことを表す。誇張の意味がある。
过年了,孩子们高兴得不得了。
她每天都要加班到半夜,累得不行。 「不得了」「不行」は形容詞や心理活動の動詞の後に使う。「什么似的」はよく形容詞の後に使う。「可以」はよく消極意味の形容詞の後に使う。
妈妈生病了,我着急得不得了。
他对那个顾客热情得什么似得。
他懒得可以,吃了饭碗都不洗。 補語の前に必ず「得」が付く、後に「了」や他の文成分は付かない。
这个项目把我累不得了。×
因为这件事,他烦闷得可以了。×
8形容詞+得多/多了 比較を表す。
今天比昨天冷多了。
他的身高比他哥哥高得多。 「得」と「了」を同時に使うと、誇張の意味がある。
北方比南方冷得多了。
他的英语比我好得多了。 「多了」はよく同じもの、あるいは違うものの比較に使う。「得多」はよく違うものの比較に使う。
他的身高比我高多了。
他的身高比我高得多。
他的身高高多了。
他的身高高得多。×