中国語学習の最適化(上)「ペラペラ」の誤謬
Submitted by whenis on 星期五, 12/24/2010 - 12:19本項からはリスニング・スピーキング・リーディング・ライティング及び発音・文法・語彙という語学主要項目について、中国語学習法を構築する際に注意すべきいくつかのポイントを中心にまとめてみたいと思います。
半ばよしの「発音」だって入門初級限定
中国語の学習プランと言ってもピンとこない方も少なくないかもしれません。適切な比喩かどうかはわかりませんが、逢えて喩えるなら保険による人生設計みたいなものでしょうか。
20代で入っておいた方がよい保険と40、50代で必要になる保険はずいぶん異なるものです。独身時代、結婚後、出産後、子供の独立後、老後......それぞれの場面で必要になる保険と必要のなくなる保険が存在します。
中国語の学習プランも似たようなもので、各学習項目においても入門初級レベルでは至極重要なのに、上級レベルではまったく必要なくなるものもあります。
例を出した方がわかりやすいですね。例えば「発音」。中国語においては「発音よければ半ばよし」という格言まで生まれるほど重要な項目とされますが、入門初級段階ではうるさいほど重視されるこの項目も上級レベルではまったく音沙汰なしです。