中国語会話基本単語

皆さんこんにちは、「songyun.org中国語教室」というコーナーを始めました。このコーナーでは中国に関する知識や中国語の勉強方法などをご紹介いたしますので、このウェーブサイトを有効にご利用していただき、この中国語教室が皆様のお役にたちますように心より願っています。

私も日々日本語と英語を勉強していきたいと思っておりますので、今後とも、よろしくお願いいたします。

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中国語会話基本単語

咖位(kāwèi)

意味

 知名度及び社会的地位。

 これまで紹介した「大咖」と同じように、「咖」の語源はビン南語にあります。

 最初は芸能人の地位を表す言葉でした。芸能界で実力と影響力が一番上にあるのは「大咖(売れっ子)」、或いはA級になり、その下にB級やC級と続きます。ランキングが高いほど影響力が大きく、出演料も高くなります。

 芸能界でのランキングは主に、雑誌の表紙などファッション業界と映画出演や影響力のある賞の受賞、海外活動など業界での露出度で決まりますが、興行成績や人気も大事です。

锁场(suǒchǎng)

日本語の登山用語、鎖場(くさりば)ではありません。

 中国の映画館では、映画の上映予定時刻5分前の時点で、チケットが1枚も売れなかった場合、上映を取り消すか、違う映画を上映にすることがあります。しかし、上映する前にたとえ1、2枚でもチケットが売れたら、取り消しや入れ替えができなくなります。

 ファンが自分のアイドルの出演した映画の上映率を確保するため、1枚以上チケットを買って、その映画が上映されるように時間や場所をブロックすることを「锁场」と言います。

 これまで、劇場などを貸し切りにする「包场(bāochǎng)」という言葉はよく知られていまて、「锁场」はあくまでもファン用語に過ぎませんでした。最近、ある若手俳優が出演した映画の興行成績があまり良くありませんでした。そこでファンは映画の上映が取り消しになったり入れ替えられないように、全国各地の映画館で「锁场」を行いました。そういうファンの中で、ネットでチケットを購入して、実際に見ないで、上映3分前にキャンセルするという悪質なケースもありました。一方、ファンの「锁场」だと判断し、設備故障などの理由で上映を中止する映画館もあります。ファンと映画館がそれぞれ自分の言い分を主張し合う中で、「锁场」という言葉が知られるようになったのです。

网络大电影(wǎngluò dàdiànyǐng)

個人が制作しネット上のプラットフォームで公開する長さ60分以上の映画を指します。映画館で上映する基準を満たせば、映画館でも上映できます。

 2014年、「愛奇芸」という動画配信サイトが「网络大电影」のコンセプトと基準を打ち出してから爆発的に増えています。「愛奇芸」が発表したデータによりますと、2015年、「网络大电影」のオンライン数、つまり公開された作品は650本でした。2016年末現在でオンライン再生数は6600本で、アクセス数は150億を超えているということです。

 2017年3月1日、「映画産業促進法」が全面的に実施されるようになって、「网络大电影」と映画館映画の審査基準が統一されました。

 2017年7月、教育部と国家語言委員会が北京で「中国語言生活状況報告(2017)」を発表しました。ここで、「网络大电影」は2016年度のマスコミ新語トップ10にランクインされました。

夜猫子(yèmāozi)

意味

 そもそもフクロウやミミズクの俗称です。転じて、夜になってやる気がでる人、夜更かしをする人、夜型人間を指すようになっています。

 コメント

 その反対に、生物時計通りに朝からやる気が出る、朝型の人はヒバリ類の鳥「百灵鸟(bǎilíngniǎo)」、コウテンシと呼ばれます。

 調査によりますと、子供には朝型が多く、思春期を経て20歳からは夜型が多くなります。また、50歳以降になると、朝型の比率が高くなるのです。

 「夜猫子」にとっては、それに合ったライフスタイルが確立できれば、いいのですが、朝9時から夜5時までという普通の勤務時間に対応するのは、たいへんなようです。となると自分のライフサイクルに合った仕事を探すか、生活習慣を変えるしかありませんね。

 私自身は30歳過ぎてから、年を重ねるにつれて、「百灵鸟」になりつつあると実感しています。

丧文化(sàng wénhuà)

意味

 一部の1990年代生まれの若者の間で流行っている退廃的で、絶望と悲観的な情緒とカラーを持つ言葉、文字と絵画を指します。これは1つの新しいサブカルチャーになっています。「丧文化」が生まれ、流行っているということは若者の新しい時代での不安やストレスなどを表しているとされています。

 コメント

 「丧文化」の流行を上の世代は心配していますが、実は「丧」に対する理解は「90後」世代と上の世代の間で微妙に差があります。最も違うところは「丧」は消極的でもなく、絶望でもないところです。彼らの間で「丧」は自嘲やストレス解消の手段にすぎません。

 「丧文化」の裏には社会の奥深い部分が関係しているのは確かです。それは中国社会の近代化には原因があるかもしれません。近代化が進む中で、若者たちが孤独感や無力感などを感じて、「丧」の形で表しているかもしれません。

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