中国語会話 1日ひとつ中国語

中国語会話 1日ひとつ中国語

By whenis , 4 3月, 2022

<動詞+“在”+場所>で,動作の結果,あるものが“在”以降の場所に残存する意味関係を表します。
動詞+“在”+場所
放在桌子上(机の上に置く)
坐在椅子上(椅子に座る)
贴在墙上(壁にはる)
写在黑板上(黒板に書く)
躺在床上(ベッドに横になる)

别坐在地上啊!
(地べたに座らないで。)
[Bié zuò zài dìshang a!]

邮票最好贴在信封正面。
(切手は封筒の表面に貼るのがよい。)
[Yóupiào zuì hǎo tiē zài xìnfēng zhèngmiàn.]

他从前天起一直躺在床上。
(彼はおとといからずっとベッドに伏せている。)
[Tā cóng qiántiān qǐ yìzhí tǎng zài chuáng shang.]

By whenis , 3 3月, 2022

否定形
 結果補語はしばしばアスペクト助詞“了”を伴いますので,<動詞+結果補語>の否定形は副詞“没(有)”を用いるのが普通です。“没(有)”で否定した場合アスペクト助詞“了”は消去されます。

这本小说我还没看完呢。
(この小説は私はまだ読み終えていません。)
[Zhè běn xiǎoshuō wǒ hái méi kànwán ne.]

否定副詞“没(有)”は意味上はあくまでも結果補語の実現を否定しているのであって,動詞自体を否定しているのではないので注意が必要です。上記例では,「読み終わってはいない」と言っているのであって,「読む」ことは読んでいるわけです。
 また,時には副詞“不”で否定された形もありますが,これは条件を表す際に限られた用法です。

你不写清楚,我们怎么看?
(あなたがはっきりと書いてくれなければ,どうやって読めばいいのですか。)
[Nǐ bù xiěqīngchu, wǒmen zěnme kàn?]

By whenis , 2 3月, 2022

意味上の重点
 <動詞+結果補語>の意味上の重点は結果補語のほうにあることが多いです。例えば
  我[听]懂你的意思了。
  (私はあなたの言っている意味が[聞いて]わかりました。)
  她[喝]醉了。(彼女は[飲んで]酔っ払いました。)
においては,[ ]内の動詞を省略しても文は成立しますし,文意にそれほど大きな変化はありません。ところが動詞のほうを残し結果補語のほうを省略すると,文意が完全に変わってしまったり,文が成立しにくくなったりします。
 とは言いつつも動詞の部分も言うのが中国語の習慣です。日本語にも似た複合動詞はあり,例えば“写错了”=「書き間違えた」と,完全に対応するものもありますが,日本語では動作行為の部分は言わず,結果段階しか述べないので複合動詞にならず,中国語に訳が対応しないものも多いので,訳す際に注意が必要です。
  吃饱了 ([食べ]お腹いっぱいになった)
  喝醉了 ([飲み]酔った)
  看懂了 ([読み]わかった)
  来晚了 ([来たら]遅れてしまった)
  长大了 ([成長し]大きくなった)

By whenis , 1 3月, 2022

因果関係と文法化
 動詞と結果補語は生産的な結びつきで,例えば洗濯をさせた結果たまたま相手を泣かせてしまった場合,
 
  把他洗哭了(彼を洗濯で泣かせてしまった)
 
と言えてしまいます。しかし現実には
 
  洗う→きれいになる,食べる→お腹いっぱいになる
 
というような,動作行為からごく自然に帰結が予測される結果というものがありますから,使用頻度としてはそのようなごく自然な因果関係を表す結果補語がよく用いられます。
 さて,結果補語としては,実義的な意味を持つ動詞や形容詞が結びつくものが基本となります。
 
  洗干净了(洗ってきれいになった)
  听懂了 (聞いてわかった)
  写清楚了(はっきり書いた)
  推倒了 (押し倒した)
 
 結果補語の中には,実義的な意味が薄れて,抽象的な意味を表す役割を担っているものがあり,意味的にも重要なものが多いので注意しましょう。
 
  看见了(見えた)→“见”:知覚することを表す
  卖光了(売り切れた)→“光”:何もないことを表す
  看完了(見終わった,読み終わった)

By whenis , 27 2月, 2022

他のよく用いられる文型
連動文において
“着”は<動詞1“着”+動詞2>という連動文(cardset-033)の第1動詞に後置して,第2動詞が表す動作が行なわれる際の付帯状況を表します。

开着窗户睡觉很凉快。

(窓を開けて寝るのは涼しいです。)

[Kāizhe chuānghu shuìjiào hěn liángkuai.]

存在文において
 <場所 / 時間+動詞“着”+人 / 物>という存在文(cardset-062)で動詞に後置され,目的語の表す人や物が主語の表す場所や時間に存在していることを表します。

桌子上放着一本词典。

(机に辞書が1冊置いてあります。)

[Zhuōzi shang fàngzhe yì běn cídiǎn.]

By whenis , 24 2月, 2022

このように副詞“在”“正”“正在”のどれを用いても「~しているところだ」という進行のアスペクトを表せます。(もちろんそれぞれのニュアンスは異なります。)
文末には語気助詞“呢”が相性よく用いられます。話し言葉では,この“呢”だけでも動作の進行を表すことができます。

他们吃午饭呢。

(彼らは昼食を食べています。)

[Tāmen chī wǔfàn ne.]

「~している」という動作の進行を表すには,次の枠組みを使います。

“在”
“正”+動詞句+(“呢”)
“正在”

他们在开会呢。

(彼らは会議中です。)

[Tāmen zài kāi huì ne.]

李老师正在给同学们上课。

(李先生はちょうど学生たちに授業をしているところです。)

[Lǐ lǎoshī zhèngzài gěi tóngxuémen shàng kè.]

By whenis , 22 2月, 2022

以下の枠組みを使って,「もうじき~する」という「近い未来」を表すことができます。
“快要”
“快”
“要”+ ~ +“了”
“就要”

电影要开始了,我们进去吧。

(映画がもうすぐ始まります,入りましょう。)

[Diànyǐng yào kāishǐ le, wǒmen jìnqu ba.]

時間を表す成分は“就要”の前にのみ置くことができます。“快要”“快”“要”の前には置けません。

我们下星期就要考试了。

(私たちは来週にはもう試験があります。)

[Wǒmen xià xīngqī jiù yào kǎoshì le.]

“~的时候”の中に入っているときは“了”は脱落します。

快到十一点的时候,他才回家。

(もうすぐ11時になろうかというときになって彼はやっと家に帰った。)

[Kuài dào shíyī diǎn de shíhou, tā cái huí jiā.]

By whenis , 20 2月, 2022

我学汉语学了两年。
(私は中国語を2年間勉強しました。)
[Wǒ xué Hànyǔ xuéle liǎng nián.]

 

昨天,我翻译了五个句子。
(昨日,私は文を五つ訳しました。)
[Zuótiān, wǒ fānyìle wǔ ge jùzi.]


我翻译了五个句子了,现在要翻译下边的。
(私は文を五つ訳したところです。今から次のを訳します。)
[Wǒ fānyìle wǔ ge jùzi le, xiànzài yào fānyì xiàbian de.]

動詞+“了”+数量を表す語句(学了两年)
 
は,過去のある時点において,その数量に達したことを表します。一方(2)は,現在その数量に達したところだという現状報告になります。文末に置かれた語気助詞の“了”は必ず現在という時点と関連を持つので,そのような意味になります。

By whenis , 19 2月, 2022

の現状報告のパターンの場合,現在まで行なってきた動作を今後も継続するかやめるかに関しては,いずれの可能性もあります。

这本书我看了三天了,还得两天才能看完。

(この本は私は3日間読んできたところだ。もうあと2日かければ読み終わることができる。)

[Zhè běn shū wǒ kànle sān tiān le, hái děi liǎng tiān cái néng kànwán.]

以上は動作が持続可能な動詞の場合です。瞬間動詞に時間の長さを表す語句の場合は,(2)の形をとり,一瞬の動作が終わった後現在までの経過時間を表します。

他死了五年了。

(彼は死んで5年になります。)

[Tā sǐle wǔ nián le.]

By whenis , 17 2月, 2022

語気助詞の“了”とアスペクト助詞の“了”の違いのポイント
記号
意味
用いる場所
アスペクト助詞“了”
了1    動作の実現・完了    動詞(句)の直後
語気助詞“了”
了2    新状況の発生や変化    文末
 上記のように,2つの“了”を区別するために,アスペクト助詞の“了”を“了1”,語気助詞の“了”を“了2”と記号化することがあります。

語気助詞の“了”は文末で用いられ,新状況の発生や変化を表します。
 
  昨天下午你做什么了? (昨日の午後あなたは何をしたのですか。)
  我看足球比赛了。  (私はサッカーの試合を見ました。)
 で学習したアスペクト助詞の“了”と同じ発音,同じ文字ですし,意味的にも非常に似ている場合が少なくありませんので,注意が必要です。語気助詞の“了”のほうは必ず文末で用いられるというのがポイントです。