中国語会話 1日ひとつ中国語

中国語会話 1日ひとつ中国語

By whenis , 13 2月, 2022

文終止の問題
 <動詞+“了”>が目的語を伴う場合,もし目的語がなにも修飾語のついていないもので,ある特定の出来事だと限定できないときは,文をそこで終えることができません。例えば
  他写了信
は,目的語“信”がはだかの名詞であるため,このままでは文として言い切ることができません。<動詞+“了”>が目的語を伴う場合,次のような条件があれば文が終止できます。
(1)語気助詞の“了”を加える。
  他写了信了。(彼は手紙を書きました。)
(2)目的語の前に数量フレーズなどの連体修飾語を置く。
  他写了两封信。(彼は手紙を2通書きました。)
否定形・疑問文
 否定は副詞“没(有)”を用いて打ち消し,その結果“了”は消えてなくなります。疑問文には以下のようなパターンがあります。

你看了今天的报没有?
(あなたは今日の新聞を読みましたか。)
[Nǐ kànle jīntiān de bào méiyou?]

By whenis , 11 2月, 2022

这本书我看过了,你拿走吧。

(この本は私は読み終わりました,持って行ってください。)

[Zhè běn shū wǒ kànguo le, nǐ názǒu ba.]

明天你吃过晚饭来一趟。

(明日夕食が済んだら来てください。)

[Míngtiān nǐ chīguò wǎnfàn lái yí tàng.]

動詞の後につくアスペクト助詞“过”には,経験を表すもの(cardset-039)のほかに,動作の完了・終結を表すものがあります。「~し終えた」という意味です。経験の“过”よりも少し結果補語に近い性質を持っているので,これをアスペクト助詞ではなく結果補語と扱っているものもあります。
 発音は,経験の“过”が必ず軽声だったのに対して,終結を表す“过”のほうは軽声で読んでも第4声で読んでもどちらでもかまいません。
 形式上の特徴は,後に“了”を伴うことができることです。経験の“过”は“了”を伴うことはできませんから,“~过了”という形があったら,その“过”は終結を表す“过”だと考えて間違いありません。
 なお,否定の言い方をするときは“没(有)”で否定して“过”は消え,“还没~呢”のパターンで言うことが多いです。

By whenis , 9 2月, 2022

アスペクト助詞“过”
「~したことがある」という経験を表すには,動詞の後にアスペクト助詞の“过”をつけて表します。“过”は発音は“guo”で,軽声です。

我去过北京。

(私は北京に行ったことがあります。)

[Wǒ qùguo Běijīng.]

否定形・疑問形
 また,「~したことがない」という否定は,副詞“没(有)”で打ち消したあと,アスペクト助詞の“过”はつけたまま残します。疑問文には,以下の2つのタイプがあります。

这本小说我没看过。

(この小説は私は読んだことがない。)

[Zhè běn xiǎoshuō wǒ méi kànguo.]

形容詞+“过”
 一部の形容詞には“过”をつけることができ,かつてそうであったことがあるという意味を表します。

这个孩子小时候胖过,后来瘦下来了。

(この子は小さい頃太っていたことがあるが,その後やせた。)

[Zhèige háizi xiǎo shíhou pàngguo, hòulái shòuxiàlai le.]

By whenis , 7 2月, 2022

時間量を表す数量フレーズの位置と意味

 回数と同様に,時間量を表す数量フレーズも動詞の後に置き,動作の時間を表します。これも文成分としては目的語と分析する考えと,補語と分析する考えがあります。

休息十分钟

(10分間休む)

[xiūxi shí fēn zhōng]

看两个小时

(2時間見る)

[kàn liǎng ge xiǎoshí]

学四年

(4年間勉強する)

[xué sì nián]

このように,動詞の表す動作が一定時間持続するタイプの動詞に時間量がついた場合は,動作の持続時間を表しますが,動作が持続せず一瞬で終わるタイプの動詞の後に時間量がついた場合は,その動作が終わってからどのくらい時間がたったかという経過時間を表します。

他走了两天了。

(彼が去ってから2日がたった。)

[Tā zǒule liǎng tiān le.]

他回来半个小时了。

(彼が帰ってきてから30分たった。)

[Tā huílai bàn ge xiǎoshí le.]

By whenis , 4 2月, 2022

数量フレーズの位置
 「何回~する」という動作の回数は,<数詞+動量詞>の数量フレーズを動詞の後に置いて表します。これを文成分としては目的語と分析する考えと,補語と分析する考えがあります。ここでは目的語と分析する立場をとっていますが,みなさんはそのような理論的なことは気にせずに,実際の用法を学習しましょう。

  那个问题,我们讨论过两次,还准备再讨论一次。
  (その問題は,私たちは2回議論したことがあるが,まだ

  もう1度議論する予定である。)  请等一下。(ちょっと待ってください。)

動量詞 量詞のうち,事物を数える単位である「名量詞」はで学習しました。量詞のもう一方の,動作の回数を数える量詞を「動量詞」と言います。常用される重要な動量詞には以下のようなものがあります。

By whenis , 3 2月, 2022

目的語との語順
 1つの文の中に,目的語と,回数を表す数量フレーズ(以下「回数」と表記)の両方が用いられる際の語順は以下のようになります。
(1)目的語が一般の名詞のとき:動詞+回数+目的語
  他敲了三下门。(彼はドアを3回ノックしました。)
  我看了一遍展览会。(私は展覧会を1遍見ました。)

(2)目的語が人名・地名のとき:動詞+回数+目的語/ 動詞+目的語+回数 いずれもOK
  我去过上海一次。(私は上海に一度行ったことがあります。)
  我去过一次上海。(同上)

(3)目的語が代名詞のとき:動詞+目的語+回数
  我见过他一次。(私は彼に1度会ったことがあります。)
  我去过那儿两次。(私はそこに2回行ったことがあります。)

(4)動量詞が名詞からの借用のとき:動詞+目的語+回数
  他打了我一拳。(彼は私を1発ガンとなぐった。)
  他踢了狗一脚。(彼は犬をひと蹴り蹴った。)

By whenis , 1 2月, 2022

動詞の重ね型の文法的意味と表現意図
 動詞の重ね型は,動作の時間や回数が少量であることを表します。
 また,動作の時間や回数が少量であるということから,「ちょっと~する」というように,語気を和らげるために用いられます。行なう動作が少量であるということは,主語がその動作に対して気軽に取り組めるという意図が働き,動作主の動作に対する気軽な・気楽な取り組みを表すためにしばしば用いられます。

他病了,我们去看看他吧。

(彼は病気になったので,彼をちょっと見舞いに行きましょう。)

[Tā bìng le, wǒmen qù kànkan ba.]

这个问题需要考虑考虑。

(この問題はちょっと考えてみる必要がある。)

[Zhèige wèntí xūyào kǎolǜkaolü.]

她想了想说:“还是你去吧!”

(彼女はちょっと考えると「やはりあなたが行ってよ」と言った。)

[Tā xiǎnglexiang shuō:“Háishi nǐ qù ba!”]

またそこから,「ちょっと~してみる」と気軽に試してみる意味も生まれます。

这个收音机坏了,不信你听听。

By whenis , 29 1月, 2022

願望や意欲を表す助動詞に“想”“要”“肯”“敢”,義務・当為を表す助動詞に“应该”“要”“得”などがあります。
1.義務・当為を表す助動詞
(1)应该「~すべきである」
  我们应该好好儿学习。(私たちはちゃんと勉強すべきだ。)

(2)得「~しなければならない」
  我明天还得来一趟。(私はまだ明日一度来なければならない。)
[注意]“要”②や“得”のような義務を表す意味の否定は“不用”を用い,「~する必要はない,~しなくてよい」という意味を表します。
  我们早就认识,不用介绍。

  (私たちはとっくに知り合いだから,紹介する必要はありません。)

2.願望・意欲を表す助動詞
(1)想「~したい」
  我想看电视。(私はテレビが見たい。)

(2)要
 ①「~したい」
  我要喝咖啡。(私はコーヒーが飲みたい。)
[注意](ⅰ) 否定の「~したくない」は“不想~”を使います。“不要~”は「~してはいけない」という禁止表現になります。
 (ⅱ) 同じ「~したい」でも,“想”は願望,“要”は意志ですから,意味上は“要”のほうがずっと強い要求を表します。

By whenis , 27 1月, 2022

「~できる」という可能の意味を表す助動詞には以下の3つがあります。

(1)能:能力があって~できる
  他的病好了,能走路了。(彼は病気が治って,歩けるようになった。)

(2)可以:条件が許して~できる
  这个地方可以参观。(ここは見学できる。)

(3)会:技術をマスターして~できる
  你会游泳吗? (あなたは泳げますか。)

 それぞれ中心的な意味であり,その他にもいくつか意味があります。

能力の意味を表す助動詞には“能”“可以”“会”の3つがあります。
1.能
(1)「能力があって~できる」
これが“能”の中心的な意味です。
  他的病好了,能走路了。(彼は病気が治って,歩けるようになった。)

(2)「客観的な条件のもとで~できる」
  九点以前他能到这儿。(9時以前に彼はここに来ることができる。)

(3)「許可されて~できる」という意味もありますが,これは“可以”の否定形として使います。

2.可以
(1)「客観的条件のもとで~できる」
  这间屋子可以放三张床。(この部屋はベッドを3つ置くことができる。)