文法モジュール 徹底実力養成コース Lesson06 形容詞の重ね型 解説
Submitted by whenis on Sat, 01/15/2022 - 09:13性質形容詞と状態形容詞
中国語の形容詞は本来事物の属性を表すのに対し,形容詞を重ね型にすると,事物の発話時点の具体的な状況を生き生きと描写する意味になります。属性を表す,形容詞の元のままの形を「性質形容詞」,また重ね型などのような発話時点の具体的な状況を生き生きと描写する形を「状態形容詞」と呼びます。
形容詞(性質形容詞)はいわば名詞に属性を与えてその名詞を分類しています。したがって,述語の位置に置かれると比較・対照の意味が出ます。それをなくすために飾りの“很”が必要になってきます。
今天冷,(昨天暖和)→今天很冷。(今日は寒い。)
さらに,連体修飾語として名詞を修飾するのも固定化した結びつきに限られます。属性に基づいて名詞を分類し新しい類名を作っているからで,類名がない場合は言えません。これに対して状態形容詞はその場の様子を描写しているに過ぎませんから,臨時的に自由に結びつきます。
*蓝天空→蓝蓝的天空 (青い空)
形容詞の重ね型は,この状態形容詞の主要なメンバーです。
状態形容詞の分類
(1)形容詞の重ね型
①単音節A→AA的
大大的 (でっかい) 高高的 (高々としている)