皆さんこんにちは、「songyun.org中国語教室」というコーナーを始めました。このコーナーでは中国に関する知識や中国語の勉強方法などをご紹介いたしますので、このウェーブサイトを有効にご利用していただき、この中国語教室が皆様のお役にたちますように心より願っています。

私も日々日本語と英語を勉強していきたいと思っておりますので、今後とも、よろしくお願いいたします。

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中国語の文法の基礎を(再)確認するコース Lesson4 方位詞 例文

「上」「下」「中」「外」「前」…のように,様々な場所・位置・方角を表す一連の語を「方位詞」と言います。
“下”“前”“外”などの単音節のままでは,熟語化している場合を除き,普通は単独で使うことはできず,“边儿”などを付けた形で用います。
 
里边儿没有人。(中には人はいません。)
中文杂志在上边儿,外文杂志在下边儿。
(中国語の雑誌は上にあり,外国語の雑誌は下にあります。)

 中文杂志在上边儿,外文杂志在下边儿。
(中国語の雑誌は上にあり,外国語の雑誌は下にあります。)
[Zhōngwén zázhì zài shàngbianr, wàiwén zázhì zài xiàbianr.]

 窗户前边儿有一盆花。
(窓の前に鉢植えの花が一つあります。)
[Chuānghu qiánbianr yǒu yì pén huā.]

 你的钥匙在桌子上。
(あなたのキーはテーブルの上にあります。)
[Nǐ de yàoshi zài zhuōzi shang.]

 可乐在冰箱里。
(コーラは冷蔵庫の中にあります。)
[Kělè zài bīngxiāng li.]

中国語の文法の基礎を(再)確認するコース Lesson4 所在の“在” 解説

存在の“有”と所在の“在”
“有”を使った存在の表現と,“在”を使った所在の表現では,動詞の前後の成分の語順がちょうど入れ替わります。

場所+“有”+人・物
人・物+“在”+場所
口袋里有钱。
    
钱在口袋里。

しかし両者が用いられる場面は異なります。“有”の目的語の「人・物」は不特定の物で,“口袋里有钱。”は「ポケットに(何がしかの)お金があります。」という意味。それに対して“在”の文の主語の「人・物」は特定の物ですから,“钱在口袋里。”は「(例のその)お金はポケットにあります。」という意味です。ですから例えば「彼は部屋の中にいます。」と言いたい場合,「彼」という人称代名詞を使うということはその彼が誰かは話し手も聞き手もわかっている特定の人ですから,“他在屋子里。”というように“在”の構文しか使えず,“有”を使って“*屋子里有他。”のように言うことはできません。

所在の“在”
特定の事物(人や物)がどこに所在しているかを述べるには,動詞“在”を使って次のような構文を作ります。

存在する人・物+“在”+場所   
他在屋子里。(彼は部屋の中にいます。)
那本画报在书架上。(あのグラフ雑誌は書棚の上にあります。)

中国語の文法の基礎を(再)確認するコース Lesson4 所在の“在” 例文

「(特定の人・物)は(ある場所)にいる/ある」という所在の意味を表すには,動詞“在”を用いた次の構文を使います。
 
存在する人・物+“在”+場所
他在这儿。(彼はここにいます。)
那本词典在书架上。(あの辞書は書棚の上にあります。)

那本词典在书架上。
(あの辞書は書棚の上にあります。)
[Nèi běn cídiǎn zài shūjià shang.]

钥匙在抽屉里。
(キーは引き出しの中にあります。)
[Yàoshi zài chōuti li.]

张老师在吗?
(張先生はいらっしゃいますか。)
[Zhāng lǎoshī zài ma? ]

图书馆不在这儿,在那座楼后边儿。
(図書館はここにはありません。あの建物の後ろにあります。)
[Túshūguǎn bú zài zhèr, zài nèi zuò lóu hòubianr.]

中国語の文法の基礎を(再)確認するコース Lesson4 存在の“有” 解説

目的語の性質
 目的語の位置に置かれる存在物は,「不特定の」「未知の」物です。そのため目的語の名詞には数量詞などの修飾語がつくことが多いです。ただし,否定文や疑問文のときには数量詞などの修飾語はつきません。

学校旁边有一个邮局。
(学校のそばに郵便局があります。)
[Xuéxiào pángbiānr yǒu yí ge yóujú.]

存在の“有”
 語順の基本は以下のとおりです。
場所+“有”+存在する人・物
墙上有一张地图。(壁に地図が1枚あります。)

さて,もうお気づきのとおり,この存在表現は,所有を表す“有”を用いた表現と共通点があります。動詞はいずれも“有”で,人や物が“有”の目的語の位置に置かれます。主語が所有者としての人であれば,「~を持っている」という所有表現になりますし,主語が場所であれば,「…に~がある」という存在表現になります。

主語+“有”+目的語
 
我有一本词典。→所有 (私は辞書を1冊持っています。)
人(所有者)物(所有物)

桌子上有一本词典。→存在 (机の上に辞書が1冊あります。)
場所物(存在物)

中国語の文法の基礎を(再)確認するコース Lesson4 存在の“有” 例文

「(ある場所)に(人・物)がある/いる」という存在表現は,中国語では動詞“有”を用いて,以下の語順で言います。
 場所+“有”+存在する人・物
 
墙上有一张地图。(壁に地図が1枚あります。)
书包里有一架照相机。(かばんの中にカメラが1台あります。)

墙上有一张地图。
(壁に地図が1枚あります。)
[Qiáng shang yǒu yì zhāng dìtú.]

桌子上有一本词典。
(机の上に辞書が1冊あります。)
[Zhuōzi shang yǒu yì běn cídiǎn.]

书架上有很多书。
(書棚に本がたくさんあります。)
[Shūjià shang yǒu hěn duō shū.]

屋子里没有人。
(部屋には人はいません。)
[Wūzi li méi yǒu rén.]

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