彼は毎日まず先に子どもを幼稚園に送ってから、出勤する
皆さんこんにちは、「songyun.org中国語教室」というコーナーを始めました。このコーナーでは中国に関する知識や中国語の勉強方法などをご紹介いたしますので、このウェーブサイトを有効にご利用していただき、この中国語教室が皆様のお役にたちますように心より願っています。
私も日々日本語と英語を勉強していきたいと思っておりますので、今後とも、よろしくお願いいたします。
“把”構文・主題化構文
他每天要先把孩子送到幼儿园,自己再去上班。
Tā měitiān yào xiān bǎ háizi sòngdào yòu'éryuán,zìjǐ zài qù shàng bān.
彼は毎日まず先に子どもを幼稚園に送ってから、出勤する。
■“把”構文は<主語 + “把” + 動作対象(目的語) + 動詞句>の語順で、動作の対象に「~して」、その結果「…の状態にさせる」といった使役の意味を表します。動詞句には通常、移動先や結果を表す表現がともないます。“打扫房间时,不小心把花盆打碎了”(部屋を掃除しているときに、うっかり植木鉢を壊してしまった)。
李明喝多了,把别人的书包拿回了家。
Lǐ Míng hēduō le,bǎ biéren de shūbāo náhuíle jiā.
李明さんは飲みすぎて、他人のカバンを家に持って帰った。
■“把”構文は、「動作主がある行為をして、対象をある状態に至らしめる」という意味を表しますが、動作主の意図しない行為や結果、すなわち「失敗」を表すこともあります。“把时间定错了,炒完菜饭还没有熟”(時間を設定し間違えて、料理ができあがったのに、ごはんがまだ炊けていない)。
条件,我已经事先说得一清二楚了。
Tiáojiàn,wǒ yǐjing shìxiān shuōde yì qīng èr chǔ le.
条件は、わたしはもう事前にはっきりと言いました。
■文頭で主語をとりたてる文を「主題化構文」と言います。《動作の対象を表す主題》のほか、《動作主を表す主題》“李明呢?-李明去厦门了,还没回来”(李明さんは?-李明さんはアモイに行って、まだ帰ってきていません)、《相手を表す主題》“李明,我经常跟他一起下象棋”(李明さんなら、わたしはよく彼と一緒に将棋を指しました)。
这把刀,我只用它切菜。
Zhè bǎ dāo,wǒ zhǐ yòng tā qiē cài.
この包丁は、わたしは野菜を切るときだけ使う。
■時間や場所、道具を表す語句も文の主題になります。“拉面,那个店做得最好吃”(ラーメンは、あの店の作り方が一番おいしい)、“暑假,我每年都回国探亲”(夏休みは、わたしは毎年国に帰って家族に会いに行く)。