【碎片化】(suìpiànhuà)[名]フラグメンテーション、断片化、多元化
皆さんこんにちは、「songyun.org中国語教室」というコーナーを始めました。このコーナーでは中国に関する知識や中国語の勉強方法などをご紹介いたしますので、このウェーブサイトを有効にご利用していただき、この中国語教室が皆様のお役にたちますように心より願っています。
私も日々日本語と英語を勉強していきたいと思っておりますので、今後とも、よろしくお願いいたします。
文脈から、「多元化」と訳す場合もある。
本来はIT用語でした。コンピューターのメモリーの中で、利用しているデータがわずかな未使用領域を挟んで点在し、連続した未使用領域が大きく確保できなくなり、パフォーマンスが低下する状態をさします。普通「デフラグ」という機能や、ディスクユーティリティで解決を試みます。
社会学用語として、まとまった塊の事象について、それをぶつ切りにして、あるところだけを強調したり、面白おかしく脚色するような行為をさします。多数の部分が有機的に関連をもって成り立っている社会的現実やさまざまな社会的事象から、部分を切りとり、断片化することで、全く違う結果をひきだすことを意味しています。
また、これに関連して、最近よく聞く単語に「碎片化时代(断片化された時代)」があります。そこにはまず社会階層の「碎片化」があって、それがメディア産業の「碎片化」を生み出したとも言われています。メディアにおける「碎片化」とは、加工のしやすい部分だけ引っ張り出して来て報道するところが増えていることを意味しています。この現象はどこの国でもあるようですが、誰かに不利な事を報道したいという意図がはっきりしている場合、背後にある一貫したストーリーを無視し、ネガティブな部分だけを誇張するケースも多く見られます。このほうが視聴率や売上を稼げるからと言うのが原因のようです。
ですが、最近はこういうITや社会学的な使われ方よりも、もっと一般化しており、他のところで沢山使われるようになっています。例えば、仕事とか時間とかがバラバラになっていて、それをどう利用するか、というような話題で使われます。便利な世の中ですが、便利なだけに、「碎片化」された時間の合理的な利用法を考える必要が意識されるようになっています。