中国語会話基本単語

皆さんこんにちは、「songyun.org中国語教室」というコーナーを始めました。このコーナーでは中国に関する知識や中国語の勉強方法などをご紹介いたしますので、このウェーブサイトを有効にご利用していただき、この中国語教室が皆様のお役にたちますように心より願っています。

私も日々日本語と英語を勉強していきたいと思っておりますので、今後とも、よろしくお願いいたします。

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中国語会話基本単語

【洋垃圾】(yang laji)[名]外国から持ち込まれた固体廃棄物.

外国から来たものを表す時、中国語では、「洋」をつけることが多くあります。「垃圾」はゴミ、廃棄物のことで、二つを合わせて「洋垃圾」として、外国から持ち込まれた廃棄物を指します。1980年代、中国の製造業が急成長を始め、プラスチックや金属など工業原材料に対する需要が大幅に増えていましたが、その一方で、環境基準の向上や人件費の高まりによって先進国では廃棄物処理問題を抱えるようになっていました。そして、その当時、中国では人件費が低く、廃棄物から金属やプラスチック、紙などを回収するほうが新たに原材料を仕入れて作るよりコストが低かったことから、中国は1980年代からアメリカなど先進国の廃棄物の主な輸出先となり、今日までその状況が続いていました。

 去年の7月に、中国はWTOに2017年末から廃棄物の輸入を中止することを通告しました。この廃棄物の中には、廃棄されたプラスチック、紙類、スラグ(鉱石のクズ)、紡績品が含まれます。また、『中華人民共和国刑法』の第155条では、税関の監督管理を逃れて国外の固体廃棄物を国内に運びこむことを密輸と見なして、法的責任を追及すると規定されています。

【短视频】(duǎn shìpín)[名]ショートビデオ

インターネットを通じて見る、時間尺の短い映像作品を指します。通常5分以内のものが多く、アプリによっては15秒ほどに制限をかけているものがあります。モバイル端末の普及と通信速度の向上につれて、このようなショートビデオが待ち時間無くダウンロードできるようになり、各プラットフォームでファンや投資家たちの人気を呼んでいます。

 インフルエンサーが作る経済圏の出現によって、映像業界では優れたUGC(User Generated Content/ユーザーが作成したコンテンツ)のクリエイターらが現れました。また、それと共に、微博(ウェイボー)、秒拍(ミヤオパイ)、快手(クァイショウ)、今日头条(トウティアオ)などのスマホアプリの数々もコンテンツ製作部門を立ち上げ、ショートビデオの業界に足を踏み入れる様になりました。2017年はまさにショートビデオ競争白熱化の年となったとも言えます。

 また、ウィーチャットのモーメンツでも、自作のショートビデオをアップデートする人が増えています。テレビ番組のスポンサーにもこれらショートビデオアプリの「抖音」や「快手」の名前が上がるようになり、そのCMも結構目にするようになりました。

【出来混迟早要还的】(chūlái hùn chízǎo yào huán de)

落とし前をつけなきゃならない時が必ず来る、因果応報.

 「出来」は現実社会(シャバ)に出るという意味で、「混」には無為な日々を送る、日々をむだに過ごす、ぶらぶらして過ごすという意味と、いい加減な、でたらめな、という意味がありますが、ここでは社会で競争にまみれるという意味合いもあります。「迟早」は遅かれ早かれ、「要还的」返さなければならない。これを合わせて、「出来混迟早要还的」として、悪が栄えた例がない、いつか天罰が下る、といった意味になります。

 これは『インファナル・アフェア』(原題:無間道)など、香港のヤクザものの映画などで使われる決め台詞で、「社会に借りを作ったら、いつかは返さなければならない」つまり、「まずいことをしたらいつかは落とし前をつけなければならない」というような意味です。簡単にまとめると「因果応報」ということで、最近では、ヤクザ映画や香港映画だけではなく、たくさんの場面で使われるようになっています。

【咸鱼】(xiányú)[名]干からびた魚、死に体、死体.

「咸鱼」は字面から見ると「塩漬魚の干物」です。ですが、ここ数年、広東語由来のもう一つの意味である「死体」が転じた「やる気のない、体を動かしたくない人」を喩える使い方が広まるようになりした。

 ネットの世界では「做人如果没有梦想,和咸鱼有什么区别呢?(夢も持たずに生きるなんて、死体と変わらないじゃないか)」という文句がよく書き込まれています。これは香港の俳優周星馳(チャウ・シンチー)の映画『少林サッカー』の中で主人公が言ったセリフで、そこからヒットしたものです。この人気映画の中で、さも当然のようにこの単語が用いられたことから、観客の頭の中の「咸鱼」という単語には「夢のない人」という意味合いが加えられるようになり、ある意味、本来の用法よりもメジャーになってしまったのです。

 また、広東語には「咸鱼翻生」(これは映画のタイトルにもなりました。日本でも「燃えよデブゴン 正義への招待拳」(1980年)というタイトルで紹介された映画の原題はこれです)と言う言葉があります。これは人間が復活する意味でしたが、後に、そろそろダメになるだろうと見られた物事にどんでん返しが起こり、息を吹き返すことをも喩えるようになりました(「咸鱼翻身」ということもあります)。そして、最近では、頑張っても成長しない自分を「咸鱼」で自嘲する人も出てくるようになっています。

【日活】(rihuó)[名]DAU;デイリーアクティブユーザー数.

「日活」は「日活跃用户数量」を省略した言い方で、IT関連の企業やその記事では日常よく使われる言葉です。デイリーアクティブユーザー数を意味し、通常は「DAU」で表されています。

 SNSをはじめてとするソーシャルメディアやスマホのアプリなどで、1日の内にサービスを利用したと判定されるユニークユーザーの数を指したもので、ソーシャルメディアの利用状況を計る指標の一つとされています。

 「日活」のほかには、週間アクティブユーザー数を意味する「周活」WAU(周活跃用户数量)と、月間アクティブユーザー数を意味する「月活」MAU(月活跃用户数量)もあります。

 ソーシャルメディアのほか、アプリやオンラインゲームなどはメンバー制のものが多いのですが、実際、登録したままほとんど利用していないユーザーも存在することから、サービスの規模やKPIを計る際には、登録者数よりも「日活」や「月活」を用いることが多くなっています。この指標がわかれば、ITや経済ニュースがより深く読み取れるのではないかと思います。

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