长臂管辖(chángbì guǎnxiá) ロング・アーム管轄権

皆さんこんにちは、「songyun.org中国語教室」というコーナーを始めました。このコーナーでは中国に関する知識や中国語の勉強方法などをご紹介いたしますので、このウェーブサイトを有効にご利用していただき、この中国語教室が皆様のお役にたちますように心より願っています。

私も日々日本語と英語を勉強していきたいと思っておりますので、今後とも、よろしくお願いいたします。

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アメリカの法律用語です。

 アメリカの法律は、連邦国家が制定した「連邦法」以外に、各州が制定した「州法」があります。その州法の中に、ロング・アーム法と呼ばれる法律があります。それは、「ある州に住んでいない人、居住していない人でも、その州と最小限度の接触(minimum contact)があれば、その人に対して、その州の裁判所の司法管轄権が及ぶ」と規定するものです。あたかも州が長い腕(long arm)を伸ばして州外の人を被告として自分の州の司法管轄内に取り込むように見えることから、このように呼ばれます。

 最近中国でこの言葉が注目されています。

 6月21日に行われた外務省の記者会見で、「アメリカ政府が朝鮮と貿易関係のある中国の会社に行動を起こすと脅かしたのか。関連の中国の会社に一方的な行動を起こすことを知らせたのか」という質問がでました。これに答えた報道官は「中国は関連国家が国内法に従って、他国に対していわゆる『长臂管辖(ローン・アム・管轄権)』を適用することに反対する」と述べました。

 これに先立ち、その5日前に、外務省の別の報道官も同じ質問に対する答えで、3回もこの言葉を使いました。

 これに対してネットの利用者からたくさんの「いいね」をもらいました。

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