銭鐘書は中国近代の著名な学者、作家

皆さんこんにちは、「songyun.org中国語教室」というコーナーを始めました。このコーナーでは中国に関する知識や中国語の勉強方法などをご紹介いたしますので、このウェーブサイトを有効にご利用していただき、この中国語教室が皆様のお役にたちますように心より願っています。

私も日々日本語と英語を勉強していきたいと思っておりますので、今後とも、よろしくお願いいたします。

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銭鐘書は博学で、数カ国の外国語に精通したほか、文学創作や学術研究などの面でも卓越した貢献をしました。彼は中国文化に大きな影響を与えました。一つは、文化批判の精神で中国と世界を見つめたこと、もう一つは、いかなる理論や学説にも拘らないと同時に、いかなる権威に対しても盲目的に従わなかったことです。

1941年に、散文集「人生を書き写す」、1946年に、短編小説集「人・獣・鬼」、1947年に長編小説「囲城」、1948年に、「談芸録」を発表しました。そのうち、小説「囲城」は多くの外国語に翻訳されて、出版されました。

新中国成立後、「宋詩選」、「管錐篇」五卷、「七綴集」、「槐聚詩存」などを出版しました。そのうち、1979年に出版された「管錐篇」は彼の研究成果を集大成した学術著作です。

銭鐘書(1910ー1998)は中国近代の著名な学者、作家です。

1910年、江蘇省の無錫に生まれ、1933年清華大学外国語学部を卒業しました。1935年、イギリスのオックスフォード大学に留学、副博士の学位を取ったあと、再びフランスのパリ大学に留学、フランス文学を学びました。帰国後は昆明にある西南聯合大学外国学部で教鞭を執ったほか、国立師範学院英語学部の部長を兼任しました。以降は中央図書館外国語部の総編集長となりました。

新中国成立後は、清華大学外国語学部の教授のほか、中国科学院文学研究所研究員、哲学社会科学部学部委員となりました。さらに全国政治協商会議委員などの職を歴任、1998年12月北京で88歳で亡くなりました。 

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