【节后用工荒】(jiéhòu yònggōng huāng)春節後の人手不足

皆さんこんにちは、「songyun.org中国語教室」というコーナーを始めました。このコーナーでは中国に関する知識や中国語の勉強方法などをご紹介いたしますので、このウェーブサイトを有効にご利用していただき、この中国語教室が皆様のお役にたちますように心より願っています。

私も日々日本語と英語を勉強していきたいと思っておりますので、今後とも、よろしくお願いいたします。

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「节」はそもそも「节日」記念日、祝祭日の意味ですが、ここでは、特に春節を指します。「用工」は労働者を雇用するという意味で、「荒」はここでは不足、欠乏の意味で用いられていますが、これは何かの後に廃れる、荒廃する、というイメージで捉えるとわかりやすいかもしれません。そして、それらを組み合わせて「节后用工荒」として、「春節後の人手(労働力)不足」を指す言葉になります。

 北京などの大都市では、春節の少し前になると、特にサービス業や建築業に従事する出稼ぎの人が帰省してしまうために人手不足になるがよく知られていますが、その連休が過ぎてもなかなか彼らは北京に戻らず、この人手不足をひき起こします。

 時代の流れを受け、競争のエスカレートする中、コスト削減を通じて競争力のアップを図ろうとし、人件費を上げるどころか削る企業がほとんどです。ですから、社員の忠誠度も当然のように低くなります。社員の方は社員の方で、実家を離れた場所で就職し、生活費がどんどん高くなるのに対して、給料が上がらない、という現実に直面することになります。さらに、居住や教育、医療など社会保障面も地域によって異なり、保険の種類によっては、今なお他の都市とネットワーク化されていないものもあるので、生活自体も色々と不便で、戻ってきてもいいことなしという現実があり、帰省したら戻ってこない人が増えていることから、春節のような全国的な休日の後には人手が極端に減少します。

 このような「用工荒」が顕著な業界は、主としてサービス業、建築業と製造業で、特に不足しているのが第一線で働く労働者たちです。また、この「用工荒」自体は今年になって表面化した新しい問題ではないため、その対応策を考えた企業も一部にはありました。例えば、一部の企業では給料を引き上げています。求人サイト「百姓網」のデータを見てみると、美容院や飲食業、宅急便などの業界では、各ポジションで平均して10%ほど給与水準が上がっていることが分かります。ほかにも、社員の居住環境を改善したり、各種手当を出したり、社員に役立つ積立を設けたりして、社員の会社への信頼感を高めようとする企業もあります。

 また、一部企業では、自社工場を人の集まる中西部地域に移転して、その近辺で労働者を募るようにしています。通勤時間が極めて短い、というのも魅力の一つになり、特に生活本位に考える人の場合には、極めて重要な要素となります。

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