阿婆主(āpózhǔ)[名]アップ主
皆さんこんにちは、「songyun.org中国語教室」というコーナーを始めました。このコーナーでは中国に関する知識や中国語の勉強方法などをご紹介いたしますので、このウェーブサイトを有効にご利用していただき、この中国語教室が皆様のお役にたちますように心より願っています。
私も日々日本語と英語を勉強していきたいと思っておりますので、今後とも、よろしくお願いいたします。
「阿婆」は普通「おばあちゃん」ですが、ここでは英語upの音訳で、「阿婆主」として、日本語で言うup主(アップぬし、ウプぬし、うぴーぬし)の意味になります。インターネットで画像や動画、音声ファイルなどのデータを、掲示板・動画共有サイトなどに投稿した人のことを指します。つまり「アップロード(Upload)されたデータ(動画)の主」ということになります。
この言葉は日本から伝わってきたもので、国内のACGN(アニメ、漫画、ゲーム、小説)サイトでよく使われています。ここでのポイントは、「阿婆主」イコール製作者ではなく、リツイートする人も「阿婆主」であることです。
最近では他人のものを転載するだけではなく、オリジナル作品の製作者としての「阿婆主」が多くなってきて、中にはカリスマ的な存在の人もいるようです。
[ひとこと]
中国はイノベーションの試験田と言われるだけあって、様々な新しいものが生まれています。その端緒はこうした日常使用される言葉に如実に現れます。特に若者はインターネットから海外、特に日本の情報を仕入れるため、一部の漢字をヒントに、新しい中国語の表現を作り出すこともしばしばです。
また、コンテンツも少しずつオリジナリティを帯びてきており、時には全く無名な個人が驚くような作品をアップするケースもみられる様になりました。こうした些細な現象からも、中国の時代と人材の層の変化を見て取ることができますね。