中国語会話基本単語

皆さんこんにちは、「songyun.org中国語教室」というコーナーを始めました。このコーナーでは中国に関する知識や中国語の勉強方法などをご紹介いたしますので、このウェーブサイトを有効にご利用していただき、この中国語教室が皆様のお役にたちますように心より願っています。

私も日々日本語と英語を勉強していきたいと思っておりますので、今後とも、よろしくお願いいたします。

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中国語会話基本単語

慢就业(màn jiùyè)  ゆっくり就職

4月は日本では新人が入社する時期です。中国では、7月が卒業シーズンで、新人の入社は8月以降になります。2017年の大学卒業生で就職先が内定している人もいれば、まだあちこちに面接を受けにいっている人もいます。

 ところで、このところ、一部の若者は大学を卒業してもすぐに就職をしなくなっています。かといって大学院へ進学するわけでもありません。遊学やボランティア、また、人生を考えるために就職を遅らせる人も登場しています。

 統計によりますと、中国ではますます多くの「90後(1990年代生まれの若者)」はこれまでの「卒業して直ぐに就職する」という考え方から抜け出して、「慢就业」するようになっています。

 専門家によりますと、これは必ずしも悪いことではないとして、社会は彼らに対して理解を示したほうがいいという意見があります。

 しかし、「慢就业」はイコールしばらく働かないことになります。その期間が長いと、親のすねをかじる時間が長くなる可能性も高いです。ボランティアでも、人生を考えることでも就職してから、あるいは、学生時代でもできるのではないでしょうか。まず、自立して親に負担をかけないようになってほしいですね。

雄安新区(xióngān xīnqū)

中国はこのほど、河北省で雄安新区を設立することを正式に発表しました。

 雄安新区は河北省の雄県、容城、安新という3つの県とその周辺地域からなり、北京、天津、保定3つの都市の中央に位置します。

 雄安新区は首都北京の一極集中を緩和したり、北京・天津・河北の経済構造を見直し、イノベーション駆動型の発展を育む目的があります。

 これは、現実的、歴史的意義のある重要なものとみられています。

 計画によりますと、スタート段階で新区の開発面積は100平方キロで、中間の開発面積は200平方キロ、長期的、つまり最終的な開発面積は2000平方キロに及ぶ予定です。これは、深圳経済特区、上海浦東新区に続く全国的な意味合いを持つ新区という位置付けです。

一言堂(yìyántáng)

意味

 昔、商店が店先に掲げる扁額に書いてあった言葉で、掛け値なしの店の意味です。今は人々の考えを無視して自分の考えだけで決める、独断専行のやり方を指します。「家长制(家父長制)」とともに使う場合が多いです。

 使い方

 党内决不允许搞"一言堂"和"家长制"。

 党内では決して独断専行と家父長制の実施を許さない。

 敢于直言才能遏制"一言堂"。

 直言する勇気があってこそ、独断専行を抑制できる。

 一把手"一言堂"的病根在于监督缺位。

 ポストの高い人の独断専行の原因は、監督の不行き届きにある。

 学生不会倾听都是教师"一言堂"惹的祸。

 学生が耳を傾けることができないのは、教師の一方的な説教に原因がある(説教ののせいだ)。

 "一言堂"的时代已经过去。

 独断専行の時代はすでに過ぎた。

打铁还需自身硬(dǎtiě hái xū zìshēnyìng)

「打铁」は鉄を打つ、鉄を鍛える。「还」はやはり、「需」は必要、「自身」は自身、「硬」は固い。「打铁还需自身硬」は直訳すると、鉄を鍛えるには、やはり自分自身が固い、ここで言う固いは、丈夫、健康と言う意味です。自分自身が固くなければならないということです。つまり、自ら手本になって、自らの言行で教え、率先して手本を示さなければならない意味になります。

 このほど、話題になった反腐敗のドラマ『人民の名義』にこの言葉がよく出てきました。これは2012年11月15日、習近平総書記が人民大会堂で行われた第18回党大会の記者会見で提起した言葉です。習近平総書記はこれを引用して、中国共産党が自ら建設を強化する重要性を語りました。

老漂族(lǎopiāozú)

「老漂族」は地方から北京に出てきた「北漂族(běipiāozú)」をもじった言葉で、孫の面倒を見て、娘や息子をサポートするために故郷を離れて、なれない大都市に来たシニア世代を指します。

 2016年の時点で、中国には「老漂族」が約1800万人いるということです。あるインターネット調査によりますと、ネット利用者の74%の人には周りに「老漂族」がいて、「友達がいない」、「不安」、「ホームシック」が最大の悩みだと感じているようです。

 中高年の「老漂族」にとって、故郷を離れることは最大の精神的損失で、今までの生活と離れて、「片隅に打ち捨てられた」感じがするということです。

 また、配偶者を置いて単身で子どものいる都会に出てきた人もいて、子供と配偶者、どっちも手放すことができなくて、どっちにいても落ち着かないようです。

 中国では、医療保険は全国で通用しません。都会で一旦医療費を支払います。それは地元に戻らないと払い戻しはできないので、たいへんです。

 「老漂族」のほとんどは孫が大きくなったら、故郷に戻ろうと考えているようですが、実際のところ、仕事と育児を両立する娘や息子の大変さを見れば、もっとずっといて手伝いたい気持ちもあります。

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