中国語の文法の基礎を(再)確認するコース Lesson9 動作の回数・動量詞 解説

皆さんこんにちは、「songyun.org中国語教室」というコーナーを始めました。このコーナーでは中国に関する知識や中国語の勉強方法などをご紹介いたしますので、このウェーブサイトを有効にご利用していただき、この中国語教室が皆様のお役にたちますように心より願っています。

私も日々日本語と英語を勉強していきたいと思っておりますので、今後とも、よろしくお願いいたします。

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目的語との語順
1つの文の中に,目的語と,回数を表す数量フレーズ(以下「回数」と表記)の両方が用いられる際の語順は以下のようになります。
(1)目的語が一般の名詞のとき:動詞+回数+目的語
他敲了三下门。(彼はドアを3回ノックしました。)
我看了一遍展览会。(私は展覧会を1遍見ました。)
 
(2)目的語が人名・地名のとき:動詞+回数+目的語/ 動詞+目的語+回数 いずれもOK
我去过上海一次。(私は上海に一度行ったことがあります。)
我去过一次上海。(同上)
 
(3)目的語が代名詞のとき:動詞+目的語+回数
我见过他一次。(私は彼に1度会ったことがあります。)
我去过那儿两次。(私はそこに2回行ったことがあります。)
 
(4)動量詞が名詞からの借用のとき:動詞+目的語+回数
他打了我一拳。(彼は私を1発ガンとなぐった。)
他踢了狗一脚。(彼は犬をひと蹴り蹴った。)
 
借用された動量詞とは,動作を行なうための道具や体の一部を借りて動量詞として用いるものを指します。日本語では擬態語で訳すとニュアンスがぴったりあてはまるものがあります。
看了一眼 (ちらっと見た)
咬了一口 (ガブリとかんだ)
打了一拳 (1発ガンとなぐった)

数量フレーズの位置
「何回~する」という動作の回数は,<数詞+動量詞>の数量フレーズを動詞の後に置いて表します。これを文成分としては目的語と分析する考えと,補語と分析する考えがあります。ここでは目的語と分析する立場をとっていますが,みなさんはそのような理論的なことは気にせずに,実際の用法を学習しましょう。
 
那个问题,我们讨论过两次,还准备再讨论一次。
(その問題は,私たちは2回議論したことがあるが,まだ
もう1度議論する予定である。)
 
请等一下。(ちょっと待ってください。)
 動量詞
量詞のうち,事物を数える単位である「名量詞」はcardset-020で学習しました。量詞のもう一方の,動作の回数を数える量詞を「動量詞」と言います。常用される重要な動量詞には以下のようなものがあります。

動量詞      意味
次         ~回,~度
回         ~回,~度
遍         始めから終わりまで通して~回
趟         往復の回数を~回
顿         食事・叱責などについて~回
下         様々な回数,“一下”で「ちょっと」

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