文法モジュール 徹底実力養成コース Lesson08 連動文 解説
皆さんこんにちは、「songyun.org中国語教室」というコーナーを始めました。このコーナーでは中国に関する知識や中国語の勉強方法などをご紹介いたしますので、このウェーブサイトを有効にご利用していただき、この中国語教室が皆様のお役にたちますように心より願っています。
私も日々日本語と英語を勉強していきたいと思っておりますので、今後とも、よろしくお願いいたします。
連動文の意味からの分類
連動文を,その連続した動詞句間の意味関係から分類すると,以下のようなものがあります。
(1)前後して起こる動作を表す。
我买瓶汽水喝。(私はサイダーを1本買って飲みます。)
(2)後の動詞句が前の動詞句の目的を表す。
我去机场接朋友。(私は空港に友人を迎えに行きます。)
(3)前の動詞句が後の動詞句の方式を表す。
我骑自行车去。(私は自転車に乗って行きます。)
(4)肯定と否定を並べてある事実を説明する。
他紧握朋友的手不放。
(彼は友人の手をしっかりと握って放しませんでした。)
(5)前に動詞“有”を使うもの。(この場合後置修飾語のような意味関係になります。)
我有件事跟你商量。(私はあなたに相談することがあります。)
連動文では,例外もありますが,おおまかに言えば,事態の起きる順,道理の上での順に動詞句を並べるという原則があります。
他天天念书、看电视。
(彼は毎日本を読んだりテレビを見たりしている。)
では,2つの動詞句“念书”“看电视”は並列関係にあり,順序を入れ替えても意味の上で大きな違いはありません。ところが連動文の場合は時間上,論理上の順序にしたがって動詞句が並べられていますから,順序を入れ替えると文法的に誤りとなるか,意味が変わってしまいます。例えば次の2つの連動文において,動詞句の順序を変えると意味も変わってしまう点に注目してください。
他开门出去了。
(彼はドアを開けて出て行った。)
[Tā kāi mén chūqu le.]
他出去开门了。
(彼は出て行ってドアを開けた。)
[Tā chūqu kāi mén le.]
連動文の形式からの分類
「連動文」とは述語の部分が2つ以上の動詞句からなり,それらが並列・動目・動補・主述・修飾などのいずれの関係にも該当しない文のことを言います。連続した動詞句の構造を形式から分類すると,次のようなものがあります。
(1)はだかの動詞が並んだもの
この場合,2つの動詞のうち一方は“来”または“去”に限られます。
来 看 (見に来る)
去 玩儿 (遊びに行く)
(2)一方の動詞句が“了”や“着”を伴っていたり,重ね型になっていたりするもの。
站着 看(立って見る)
煮了 吃(煮てから食べる)
笑笑 说(ちょっと笑って話す)
(3)目的語を伴っているもの
坐飞机 去 (飛行機に乗って行く)
开着窗户 睡觉 (窓を開けて寝る)