「把」と「被」の使い方の比較

皆さんこんにちは、「songyun.org中国語教室」というコーナーを始めました。このコーナーでは中国に関する知識や中国語の勉強方法などをご紹介いたしますので、このウェーブサイトを有効にご利用していただき、この中国語教室が皆様のお役にたちますように心より願っています。

私も日々日本語と英語を勉強していきたいと思っておりますので、今後とも、よろしくお願いいたします。

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  把  被
基本文型  名詞/代詞(動作を起こす者)+「把」(「将」)+名詞/代詞+動詞+他の成分。
  你把书翻开。  名詞/代詞(動作を受ける者)+「被」+名詞/代詞+動詞+他の成分。
书被你翻开了。
構成  「把」からなる介詞フレーズを状語とする。「把」の賓語と全句の謂語動詞と動目関係であり、「把」の主語は動作を起こす者である。  「被」からなる介詞フレーズを状語とする。「被」の主語は動作を受ける者である。
注意  1.特定の目的語について、なんらかの処理を加える事ができる時にしか使えない。
  「映画を見る」
  「ラジオを聴く」
など、手を加える事ができず、処理できないものに対して、「把」を使えない。
2.故意にではなく、思いがけないアクシデントで人の物を壊してしまった時も使う。
 1.主に被害を受ける(受けた)時に使われる。時には、評価される事、選ばれる事、自然現象についても使われる。それ以外、被害も無く、評価も無ければ受身文は使えない。

  「よく言われる」→「常常被说」×
  「よく使われる」→「常常被用」×
とは言わない。
2.中国語では自動詞は受身文に使えない。
  「生气」(起こる)、「死」(死ぬ)
用法  A.「把」+名詞/代詞のフレーズを主語の後ろ、謂語動詞の前に付き、名詞/代詞は動作の対象、場所、範囲或いは様態である。
  他把书拿走了。(対象)
  他把书店都找遍了,就是没有这本书。(場所)
  他把这本书的好句子都抄写了一遍。(範囲)
  他的笑话把大家都逗乐了。(様態)
B.「把」の賓語はもう知っている、確定である。
  他孩子把小李打了。Ο
  他孩子把一个人打了。×
  妈妈把那个包洗了。Ο
  妈妈把一个包洗了。×
C.「把」の謂語動詞は片割れ(特に単音節の動詞)は使えない。他の成分を加えなければならない。(「了」、「着」、動詞の重ねる型、動詞の前に「一」付き、補語、賓語などである。)
  他把书丢了。
  他把书带着。
  他把书一扔,就去玩了。
  他把书看了一遍。
  他把书看完了。
D.感知と認知の動詞は「把」の謂語に成れない。
  你把他的秘密知道了。×
  你把他要说的话猜到了。×
E.人体自身の動作は「把」の謂語に成れる。
  学生把手举起来了。Ο
  小孩把头伸到了窗外。Ο
F.能願動詞、否定副詞、時間詞は「把」の前に置く。
  我能把这本书看完。
  你不能把花摘掉。
  妈妈已经把饭做好了。
 A.名詞/代詞+「被」のフレーズを主語の後ろ、謂語動詞の前にに付き、名詞/代詞は動作の対象、場所、範囲或いは様態である。
  书被他拿走了。(対象)
  书店被他都找遍了,就是没有这本书。(場所)
  这本书的好句子被他都抄写了一遍。(範囲)
  大家都被他的笑话逗乐了。(様態)
B.「被」の主語はもう知っている、確定である。
  小李被他孩子打了。Ο
  一个人被他孩子打了。×
  那个包被妈妈洗了。Ο
  一个包被妈妈洗了。×
C.「被」の謂語動詞は片割れ(特に単音節の動詞)は使えない。他の成分を加えなければならない。(「了」、「过」、補語、賓語などである。)
  书被他丢了。
  书被他带着。
  书被他看了一遍。
  书被他看完了。
  小偷被送进了警察局。
D.少数の感知と認知の動詞は「被」の謂語に成れない。
  他的秘密被你知道了。Ο
  他要说的话被你猜到了。Ο
E.人体自身の動作は「被」の謂語に成れない。
  手被学生举起来了。×
  头被小孩伸到了窗外。×
F.能願動詞、否定副詞、時間詞は「被」の前に置く。
  这本书能被我看完。
  花不能被你摘掉。
  饭已经被妈妈做好了。

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