中国語の発音
皆さんこんにちは、「songyun.org中国語教室」というコーナーを始めました。このコーナーでは中国に関する知識や中国語の勉強方法などをご紹介いたしますので、このウェーブサイトを有効にご利用していただき、この中国語教室が皆様のお役にたちますように心より願っています。
私も日々日本語と英語を勉強していきたいと思っておりますので、今後とも、よろしくお願いいたします。
漢字を並べるだけで文章を作る言語である中国語にとって、発音は重要であり、日本語にはない発音もありますのでしっかりと時間をかけて習得しましょう。
ピンイン
中国語の発音の表記はローマ字と声調の二つの部分で構成されています。その“ǎ“ē”“dé”などのアルファベットで表記されている発音表記を「ピンイン」と言います。
ピンインは中国語の発音に無理やりアルファベットを当てはめたので、ローマ字読みで発音できない、独特な発音があります。ですから、しっかりピンイン独自の読み方を習得しなければなりません。
イエは“家”、ウシは“牛”ですが、アタマは“头”でウマは“马”です。この中国独自の簡略化された文字を「簡体字」といい、中国語を書き表わす正式な字体です。
新出単語が出るたびに一つずつ覚えていきましょう。
四声
中国語には一つ一つの音節に、高低や上げ下げの調子の声調がついています。声調が違えば別の言葉になります。「普通語」にはこの声調が4種類あり、これを「四声」と呼びます。
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第何声であるかを示すマークを「声調符号」と言い、母音の上に付けます。
4つの声調以外に、軽く発音される「軽声(けいせい)」があります。
四声
母音
母音は、母音だけからなる単母音が6つ、「そり舌音」のerというちょっと変わったものの、全部で7つあります。
日本語より口を大きくあけ、喉を使い大げさに発音するのが要領です。
母音
複母音
複母音は単母音が2つ以上連なっているものですが、1つの音のようになめらかに発音することがポイントです。
下の3つのタイプに分けて習得しましょう。
※便宜上、カタカナ表記をしていますが、あくまでも目安として読んでください。
複母音
子音
子音は全部で21あり唇音、舌尖音、舌根音、舌面音、そり舌音、舌歯音に分けられます。
子音はそれだけでは音が弱く発音しにくいので、普通( )内に示した母音をつけて練習します。
子音には無気音と有気音の区別があります。日本語のパ、カ、タ行の音の子音はいったん閉ざされた器官を突き破って出てくる破裂音です。中国語にもこのような破裂音がありますが、破裂のときに「息を抑えて控えめにする」無気音と「息をパッと激しく出す」が有気音があり、これを厳密に区別します。
子音
鼻母音
中国語ではgānといったら“干(盾)”ですが、gāngと-ngで終わると“钢(鋼鉄)”です。つまり、-nか-ngは区別されます。日本語は-nも-ngも区別していませんが、実際の発音では、「アンナイ」ではnが、「アンガイ」ではngを使うなどして発音されています。
鼻母音
声調の変化
アドバイス
以上で学んできたこと以外に、発音において特有のルールがあります。その代表的なものを勉強しましょう。
第3声が連続する時
第3声が連続する時
“你好(ニーハオ)”のように、第3声が連続し、間にポーズを置かずに言う時は、前の第3声が第2声に発音されます。“你好(ニーハオ)”では“你nǐ”が2声で“你ní”のように発音されます。
第3声が第2声に発音される時でも、声調記号はもとのまま第3声にしておきます。
“不bù”の声調変化
不の声調変化
“不”は本来、第4声ですが、後ろに第4声が続くと、第2声に変化します。
※このサイトでは便宜上すべて4声で表記しています。
“一yī”の声調変化
一の声調変化
“一”は本来、第1声ですが、後ろに第1・2・3声が続くと、第4声に変化します。
後ろに第4声が続くと、第2声に変化します。
順序数は第1声のままです。
yī èr sān
一 二 三
後ろに何も続かない場合も第1声のままです。
tǒngyī
统一
“儿”化
アール化
“儿”化(r化)とは音節の末尾に「r」がつくことです。“儿”は独立した音節を成さず、最後に舌をひょいとそり上げるだけです。その結果、上のように“儿”化された元の音節に音変化が生じることがあります。
北京語によく見られる発音の変化の特徴です。