文法モジュール 徹底実力養成コース Lesson12 アスペクト助詞の“了” 解説
皆さんこんにちは、「songyun.org中国語教室」というコーナーを始めました。このコーナーでは中国に関する知識や中国語の勉強方法などをご紹介いたしますので、このウェーブサイトを有効にご利用していただき、この中国語教室が皆様のお役にたちますように心より願っています。
私も日々日本語と英語を勉強していきたいと思っておりますので、今後とも、よろしくお願いいたします。
文終止の問題
<動詞+“了”>が目的語を伴う場合,もし目的語がなにも修飾語のついていないもので,ある特定の出来事だと限定できないときは,文をそこで終えることができません。例えば
他写了信
は,目的語“信”がはだかの名詞であるため,このままでは文として言い切ることができません。<動詞+“了”>が目的語を伴う場合,次のような条件があれば文が終止できます。
(1)語気助詞の“了”を加える。
他写了信了。(彼は手紙を書きました。)
(2)目的語の前に数量フレーズなどの連体修飾語を置く。
他写了两封信。(彼は手紙を2通書きました。)
否定形・疑問文
否定は副詞“没(有)”を用いて打ち消し,その結果“了”は消えてなくなります。疑問文には以下のようなパターンがあります。
你看了今天的报没有?
(あなたは今日の新聞を読みましたか。)
[Nǐ kànle jīntiān de bào méiyou?]
アスペクト助詞の“了”
動詞の直後にアスペクト助詞の“了”を伴うと,動作の実現を表すことができます。日本語の訳ではたまたま「~した」に該当することが多いですが,テンスの概念としての過去形ではありません。最後の例のように,(従属節に用いるという制限はありますが)未来の出来事でも“了”を使うことが可能です。
明天下了课,我去找你。
(明日授業が終わったら私はあなたを訪ねに行きます。)
[Míngtiān xiàle kè, wǒ qù zhǎo nǐ.]