大晦日の日に人々はもう一回掃除する習慣
皆さんこんにちは、「songyun.org中国語教室」というコーナーを始めました。このコーナーでは中国に関する知識や中国語の勉強方法などをご紹介いたしますので、このウェーブサイトを有効にご利用していただき、この中国語教室が皆様のお役にたちますように心より願っています。
私も日々日本語と英語を勉強していきたいと思っておりますので、今後とも、よろしくお願いいたします。
中国では、12月31日・大晦日の夜を「除夕」という。「除」という字は除去という意味で、「夕」は夜という意味である。つまり一年の最後の夜を送り、新しい年を迎える意味だ。大晦日は「除夕」のほか、「除夜」の「年夜」または「年三十」とも言われる。
民間では、大晦日の数日前に大掃除をするが、大晦日の日に人々はもう一回掃除する習慣がある。これについて次のような伝説が伝わっている。昔、颛顼に1人のはふがいない息子がいた。この子は食いしん坊で怠けていて、いつもぼろな服を着たり、水のような薄いおかゆを食べたりする。ある年の大晦日の夜、寒さと飢餓で家の隅で死んだ。このため、毎年、大晦日の夜、人々は大掃除をする時、家のぼろな服や残ったご飯を全部捨てて、貧窮を避けるそうだ。
掃除をしてから、家の門の両側に對聯を張ったり、灯篭を掛けたりして、祝日の雰囲気を盛り上げる。民間では、大晦日の夜、『屠蘇』という飲み物を飲む習慣がある。この屠蘇はお酒或いは水で作ったものだ。これについて次のような物語が言い伝えられている。昔、『屠蘇』という腕のすごい人がいた。この人はいつも山へ薬草を取りに行く。そして、大晦日になるごとに、心を込めてつくった漢方薬を隣の人たちに送り、またこの薬が病気や災難を防ぐことができ、一日の日に一家に飲ませてと言いつけた。その後、彼は更に、この処方を皆に伝えた。人々はこの薬に『屠蘇』という名前をつけたのだそうだ。「屠蘇」はいったいどういうものだろうか。これについて、古代の医学書には大黄、桔梗などの7種類の薬草で作り、病気を予防し、治療する効果があると記している。
大晦日の夜、よそで仕事をする人も家に帰り、一家団欒して、食事をする慣わしがある。
そして、各地では、大晦日の夜の食事はそれぞれ異なっている。南方では、十数品の料理を作り、その中、豆腐と魚が欠かせないものだ。中国語では、魚は「富裕」の「裕」と同じ発音だからである。北方では、魚のほか、中国では[年糕]というおもちも欠かせないものだ。[年糕]の「糕」という字の発音は高いの「高」と同じで、新しい一年の生活がよくなるよう願う意味もある。
大晦日の夜、古い年を送り、新しい年を迎えるには、皆が一緒にテレビを見たり、トランプを遊んだり、楽しく夜通しをする慣わしがある。