かまどの神を祭る
皆さんこんにちは、「songyun.org中国語教室」というコーナーを始めました。このコーナーでは中国に関する知識や中国語の勉強方法などをご紹介いたしますので、このウェーブサイトを有効にご利用していただき、この中国語教室が皆様のお役にたちますように心より願っています。
私も日々日本語と英語を勉強していきたいと思っておりますので、今後とも、よろしくお願いいたします。
二千年余り前から、中国では、旧暦の12月23日にかまどの神を祭る慣わしがある。
かまどの神は天上の玉皇大帝が各家に派遣した官吏で、毎年、師走の23日に天に登って、その一家の過去の一年間のよしあしを玉皇大帝に報告する。このため、人々はかまどの神様のごきげんをとるため、それを祭るのだ。これについて、多くの物語がつたわっている。
昔、張生と言うお金持ちがいた。彼の妻である丁香は綺麗で、優しい人だ。夫婦が仲良くて、睦まじい生活を送っている。
ある日、張生はよそへ商売に行った時、海棠と言う綺麗な女性と出会い、とても好きになって、海棠を嫁にした。家に来ると、海棠は丁香が自分よりスマートで、また、正式な夫人であることを思って、嫉んでしまって、張生に丁香を家から追い出させた。
それから、張生と海棠は毎日食べたり、遊んだりするばかりでした。これで、二年も経たないうちに家の財産を使ってしまった。海棠は貧乏人になった張生を嫌がって、他人の嫁になった。一人ぼっちの張生は乞食になった。ある日、寒さと飢餓に耐えられなくて、金持ちの家の前で倒れた。この家の女中は彼を支えて部屋の中に連れた。この家の夫人は彼を見て、びっくりした。この夫人は丁度2年前、張生に捨てられた丁香だ。張生は恥ずかしくて穴さえがあれば入りたいぐらいだった。何処に隠したらいいのか、分からなくて、慌ててかまどの中に潜り込んで、焼死された。丁香はこれを見て悲しみと怒りの限り、まもなく憂鬱で死んだ。玉帝はこのことを知って、張生が自分の誤りを認識したと思って、それをかまどの神様に封じたそうだ。
昔、人々はかまどの神に玉帝の前で自家のために悪いことを言わないため、台所に供えているかまどの神の前に麦の芽で作った粘りのある飴を捧げる。これで、かまどの神の口を貼り付けようとしていたのだそうだ。