兪平伯は中国古典文学の研究者であると共に、詩人、作家
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新中国成立後、北京大学の教授を務めつつ、北京大学、中国科学院哲学社会科学部(今の中国社会科学院)文学研究所の一級研究員、全国文学連合会会員、中国作家協会理事、第1期から第3期全国人民代表大会会の代表、第5期から第7期までの全国政治協商会議の委員などの肩書きを持ちました。
兪平伯はまた、中国白話詩の先駆者の一人で、詩集「冬夜」、「古槐書屋間」、散文集「燕知草」、「雑拌児」、「紅楼夢辧」などを著しました。1990年10月に亡くなりました。91歳でした。
兪平伯はまた「紅楼夢」を研究する「新紅学」流派の代表的な人物として名が知られています。彼は1920年、イギリスに留学した際、中国の古典小説「紅楼夢」に興味を示し、研究し始めました。1922年の夏、17編からなる「紅楼夢辧」を書き上げ、1923年に上海亜東図書館から出版されました。この本で、兪平伯は「紅楼夢」の前半80回は曹雪芹が書いたものだが、後半の40回は高顎が書き加えたものだということを明らかにしました。これで、「紅楼夢」研究が新たな段階に進みました。
兪平伯(1900ー1990)は中国古典文学の研究者であると共に、詩人、作家でもあります。
1900年に浙江省の徳清に生まれ、1919年に北京大学を卒業。その後、浙江師範学校の国語教師、上海大学、北京大学女子文理学院教授などを務めました。その後、イギリスやアメリカに留学し、帰国後は燕京大学、清華大学、北京大学、北平大学、中国学院などで教授を歴任。また、北京大学の「新潮社」、「文学研究会」、「語絲社」などの文学団体に参加し、新文学運動初期の主な詩人の一人に数えられるようになりました。また、「詩の平民化」を提唱し、1922年に、朱自清、鄭振鐸、葉聖陶らと共に、「五・四運動」以来初の詩の書物「詩刊」を創設しました。