湖南語―湘方言
Submitted by whenis on 土, 06/24/2017 - 08:45湘方言(しょうほうげん)とは、中国語の方言区分の一つ。言語としては湘語(しょうご)と呼ばれる。使用率は漢民族人口の5%前後である。
その分布地域は湖南省(西北と東の一部を除く)、広東省?広西チワン族自治区北部、四川省の一部である。その代表として長沙語が挙げられる
特徴
声母
清濁の対立 - 古濁音体系がかなりの地域で保存されている。ただし、長沙では消滅している。
歯擦音 - 歯茎音[s, z, ?, dz, ??]
その他
[l]と[n]は開口呼?合口呼の前では区別されない。例えば「南」と「藍」は同じように発音される。
斉歯呼の前で[n]と歯茎硬口蓋鼻音[?]が区別される。例えば「犁」は[ni]のように発音されるが、「泥」は[?i]のように発音される。
[xu]は[f]と混同される。例えば「灰」は「飛」のように発音される。
韻母
鼻韻母 - [n]と[?]の区別があるが、[m]はなく[n]に合流している。また[?]も[n]に合流する傾向にある。
入声 - 入声の子音韻尾は消滅している。
声調 - 5ないし6つ。入声は、韻尾の子音が消滅しているが、声調区分として存在している。