中国語会話基本単語

皆さんこんにちは、「songyun.org中国語教室」というコーナーを始めました。このコーナーでは中国に関する知識や中国語の勉強方法などをご紹介いたしますので、このウェーブサイトを有効にご利用していただき、この中国語教室が皆様のお役にたちますように心より願っています。

私も日々日本語と英語を勉強していきたいと思っておりますので、今後とも、よろしくお願いいたします。

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中国語会話基本単語

字幕组(zìmù zǔ)

「字幕组」はヤクザでも暴力団でもなく、映像作品の愛好者からなる、海外の映像作品に字幕を付けることを趣味とする外国語学習者のグループで、2001年に誕生したインターネット時代の新しい動きの一つです。

 「字幕组」は営利目的ではなく、好きな作品をもっと多くの人に知らせたい、或いは、外国語のレベルを向上したいという人が集まるプラットフォームで、ほとんどが無報酬で活動しています。

 米国のメディア『ニューヨーク・タイムズ』は「字幕组」のメンバーについて「文化の壁を打ち破る人だ」と表現しました。実際、彼らの多くはほとんど物質的な見返りが得られず、作品を鑑賞した人々が言葉の壁を乗り越える手助けになることだけで満足しています。

 数年前、著作権などの問題から解散した「字幕组」もありましたが、最近では、正規ライセンスの作品で「字幕组」の翻訳が利用されるケースもでてきました。また、正規ライセンスの翻訳にはよく間違いがあることから、一部の「字幕组」が復活するケースもでてきました。

 また、最近の「字幕組」は、著作権侵犯の嫌疑を避けるため、映像に字幕を付けるのではなく、タイムラインを付けた文字だけのファイルを作成しネットにアップロードするようになっています。

抓手(zhuāshǒu)

以前この単語は何かの取っ手の部分を指すだけのものでしたが、いつの間にか、政府首脳の談話やマスコミ及びスローガンなどによく用いられるようになり、その意味も取っ手が転じて力を入れる箇所、足がかり、手がかり、突破口などの意味へと変わって行きました。

 例えば、「以……为抓手(○○を手がかりに)」、「把……作为……的抓手(○○を○○の突破口として)」、「……是……的重要抓手(○○は○○の重要な手がかりだ)」のような構文がよく見られます。

 以上の意味以外にも、時として、活動の重点、ルート、切り口、措置などを意味したり、時には、方法、きっかけ、手段、頼りなどの意味もあります。

 さて、実はこの「抓手」は意味が明確に定義されていないため、まだ『現代漢語詞典』などの権威的辞書には収録されていません。現時点で「抓手」は官制文章でしか使われておらず、その運命はこれから決まっていくことになりそうです。

使い方

[例文]以企业文化为抓手培养质量意识。

[参考訳]企業文化を突破口として社員のクオリティ意識を培う。

[例文]进校园成为冰雪运动普及的抓手。

[参考例]学校で取り上げられたことはウィンタースポーツ普及のきっかけになった。

人设(rénshè) 人物設定、キャラクター設定、キャラクターデザイン

人物設定を省略した言い方です。元は、小説などの登場人物に関して、その個性や行動特性についての決め事を書き記すことを指しましたが、現在ではアニメやゲームの世界でもキャラクターデザインの意味で使用されるようになっています。

 例えば、アニメやゲームの作品を作るにあたり、まず、キャラクターの頭部や正面、後部、そして側面など、異なる角度から三面効果図が作成されます。また、場合によっては、シルエットや髪型、異なるデザインの服装を着る時のスタイル、他のキャラクターとの身長の差及びアクセサリーなどディテールをも含んだ設定資料集が作り上げられます。

 なお、この言葉は中国に入ってから、現実世界でも使われるようになり、本人が他人に知ってもらいたい名前や年齢、身長などのほかに、出生地、履歴、性格など、バックグランドを含む情報を表すこともあります。

 使い方

 [例 文]人工智能完美定制你所想要的动画人设。

 [参考訳]AIは思い通りのキャラクターを完璧に作りだすことができる。

 [例 文]明星卖人设面临戳穿风险。

 [参考訳]スターは作られたキャラで売っていたが、本性が暴かれることが多くなってきた。

嘻哈(xīhā) ヒップホップ

中国語には「嘻嘻哈哈」という言葉があり、ニヤニヤする、へらへらするなど、不真面目なさまを意味します。

 しかし、この「嘻哈」は全く違う意味で、音楽のジャンルの一つであるヒップホップの音訳になります。これは台湾で最初に使われ出した言葉だと言われています。

 中国では、1993年に初めて「嘻哈」スタイルを試みる歌手が現れ、2000年以降になりやっと「嘻哈」スタイルの楽曲を歌う歌手が増え出したものの、今なおメジャーにはなっておらず、アンダーグラウンドの状態にある歌手が多いようです。

 ですが、ようやく今年になって、少し風向きが変わり始めました。6月末、「愛奇芸aiqiyi」という映像サイトが制作したオーディション番組「中国有嘻哈(直訳すると「中国にヒップホップあり」といった感じでしょうか)」の放送によって、ヒップホップブームが巻き起こりました。プロデューサー役の呉亦凡(クリス・ウー)の「君にフリースタイルはあるかい」という一言は名文句となり、「フリースタイル」という言葉もすっかり市民権を得て、広く使われるようになっています。

 では、今日のキーワードはこれです。

扫码(sǎomǎ)

(バーコードやQRコードなどを)読み込むこと、スキャンすることを指す。

 バーコードを「条形码」、QRコードを「二维码」ということから、それらをスキャン「扫描」するという言い方が短縮され、この言葉になりました。ちなみに、現在中国での支払いや手続きに利用されているのはほとんどがQRコードです。日本のデンソーウェーブ社が開発したQR(Quick Response)コードですが、今では日本だけでなく中国のデータ市場で大きな花を咲かせています(他にも空港のゲートなどではQRコードの様々なバージョンの他にも、PDF417という別形態のコードが使われています)。

使い方

[例 文]部分国内航班可以扫码过检登机了。

[参考訳]国内線の一部では、QRコードをスキャンするだけで搭乗できるようになった。

[例 文]北京地铁开通扫码支付,首次只需一分钱。

[参考訳]北京の地下鉄ではQRコードの読み取りによる支払システムを導入した。初回は0.01元しかかからない。

[例 文]扫码入学登记,新生报到真方便。

[参考訳]QRコードを読み込むだけで入学手続きを済ませられるなんて、(今時の)新入生の学籍登録は本当に便利になりましたね。

[例 文]中国银行推出ATM扫码取款。

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