中日成語・ことわざ

皆さんこんにちは、「songyun.org中国語教室」というコーナーを始めました。このコーナーでは中国に関する知識や中国語の勉強方法などをご紹介いたしますので、このウェーブサイトを有効にご利用していただき、この中国語教室が皆様のお役にたちますように心より願っています。

私も日々日本語と英語を勉強していきたいと思っておりますので、今後とも、よろしくお願いいたします。

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中日成語・ことわざ

本末倒置(běnmòdàozhì)

意味

 「本」は重要な所、根本的なこと「末」は枝葉、枝葉末節、「倒置」は反対に置く、逆さまにする、ひっくり返すこと。

 物事の根本的なことと、そうでないこととを取り違えること。重要なことと重要でないことをとり違えること。注目するべきことを逃して、 どうでもいいことに気をつかってしまうこと。

 目指す所とは別の所が目立ってしまう、意図とは別の方向に行ってしまう場合も同じように用いられる事がある。

 本末転倒。

 使い方

 最可怕的努力是本末倒置式的拼命。

 最も恐れる努力は本末転倒の一生懸命だ。

 =本末転倒の一生懸命な努力は、無駄なので最も恐れるものだ。

 重营销轻用户是本末倒置的做法。

 マーケティングを重んじ、利用者を無視するやり方は本末転倒だ。

 精准扶贫不应本末倒置。

 細やかで的確な貧困対策は本末転倒のはずはない。

 =貧困対策は細やかにやって、本末転倒になってはならない。

上梁不正下梁歪(shàngliáng bú zhèng xiàliáng wāi)

意味

 〈諺〉上の梁が真直ぐでなければ、下の梁も曲がる。上に立つ者が不正を行えば、下の者もそれにならって悪いことをする。

 使い方

 为什么说上梁不正下梁歪?

 なぜ上の梁が真っ直ぐでなければ下の梁が曲がると言うのか。

 上梁不正下梁歪,成年人要时常检视自己的言行。

 上の梁が真っ直ぐでなければ下の梁が曲がるというので、大人は常に自分の言行を客観視しなければならない。

 上梁不正下梁歪,家长贪小利"指导"孩子逃票。

 上の梁が真っ直ぐでなければ下の梁が曲がる。保護者が目先の利益を欲張って、子供の不正乗車を指導する。子供に不正乗車させる

 跑官要官是上梁不正下梁歪。

 賄賂など不正手段で官職を図ることは上の梁が真っ直ぐでなければ下の梁が曲がるものだ。

 教授功利学生投机,上梁不正下梁歪。

 教授が設け主義なら学生は投機に走る。上の梁が真っ直ぐでなければ下の梁が曲がるそのものだ。

望梅止渴(wàngméizhǐkě)

意味

 字を見れば、大体意味が分かりますね。梅、つまり酸っぱいもの、梅を見て唾が出て、のどの渇きが癒されます。しかし、実際に梅を食べたわけではありません。これが転じて、希望が実現できそうにないので、架空の事態を想像することによって一時的に自らを慰める。つまり、空想するだけで満足することを指します。

 これは三国時代の曹操にちなんだ故事成語です。

 使い方

 公共停车位,何时不再是"望梅止渴"。

 公共駐車スペースはいつになったら空想での満足でなくなるだろう。

 =公共駐車スペースはいつになったら満足できるだろう。

 个税制度改革不能让公众望梅止渴。

 個人所得税の制度改革は大衆が空想で満足するものにしてはならない。

 =実際の成果が出なければならない。

 节日要加班,只能看看大家的朋友圈望梅止渴了。

 祝日に残業しなければならない。みんなのモーメンツを見て(自分があちこちに言った)と空想して満足するしかない。

 推进义务教育均衡发展岂能望梅止渴。

 義務教育の均衡の取れた発展の推進はどうして空想で満足できるのか。

 =空想で満足してはならない。

义无反顾(yìwúfǎnɡù) 義無反顧

意味

 直訳すると、義として振り返って顧みることなし、つまり、道義上振り返ってためらうことができない、道義上後へは引けない意味になります。

 出典は漢の時代の司馬相如(しば しょうじょ)の文章です。

使い方

为什么年轻人义无反顾地跑去北上广?

若い人はなぜためらうことなしに北京、上海、広州へ出かけていくのか。

穿小鞋(chuānxiǎoxié) 嫌がらせ

意味

 人に窮屈な靴を履かせる。つまり、(仕返しのために)人に意地悪をする、嫌がらせをする、人を困らせる、いじめるなどの意味になります。

 由来

 古代の中国では小さい足の女性が美しいとされ、足を小さくするため纏足(てんそく)の習慣がありました。結婚する前、男性は女性の顔を見ることができないので、足の大小で女性の美しさを判断していました。花婿側は足の大きさを確認するために使った靴のサンプルで,靴を作り、結納品(ゆいのうひん)の1つとして花嫁側に送ります。足のサイズをごまかしていないことを証明するため、花嫁は結婚式の当日にこの靴を履くのがしきたりでした。花婿側はわざと小さめの靴を作り、花嫁を辱(はずかし)めるという風習があり、これを借りて意地悪な扱いを受けて困ることを喩えるようになったのです。

 使い方

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