【咸鱼】(xiányú)[名]干からびた魚、死に体、死体.

皆さんこんにちは、「songyun.org中国語教室」というコーナーを始めました。このコーナーでは中国に関する知識や中国語の勉強方法などをご紹介いたしますので、このウェーブサイトを有効にご利用していただき、この中国語教室が皆様のお役にたちますように心より願っています。

私も日々日本語と英語を勉強していきたいと思っておりますので、今後とも、よろしくお願いいたします。

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「咸鱼」は字面から見ると「塩漬魚の干物」です。ですが、ここ数年、広東語由来のもう一つの意味である「死体」が転じた「やる気のない、体を動かしたくない人」を喩える使い方が広まるようになりした。

 ネットの世界では「做人如果没有梦想,和咸鱼有什么区别呢?(夢も持たずに生きるなんて、死体と変わらないじゃないか)」という文句がよく書き込まれています。これは香港の俳優周星馳(チャウ・シンチー)の映画『少林サッカー』の中で主人公が言ったセリフで、そこからヒットしたものです。この人気映画の中で、さも当然のようにこの単語が用いられたことから、観客の頭の中の「咸鱼」という単語には「夢のない人」という意味合いが加えられるようになり、ある意味、本来の用法よりもメジャーになってしまったのです。

 また、広東語には「咸鱼翻生」(これは映画のタイトルにもなりました。日本でも「燃えよデブゴン 正義への招待拳」(1980年)というタイトルで紹介された映画の原題はこれです)と言う言葉があります。これは人間が復活する意味でしたが、後に、そろそろダメになるだろうと見られた物事にどんでん返しが起こり、息を吹き返すことをも喩えるようになりました(「咸鱼翻身」ということもあります)。そして、最近では、頑張っても成長しない自分を「咸鱼」で自嘲する人も出てくるようになっています。

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