中国語会話基本単語

皆さんこんにちは、「songyun.org中国語教室」というコーナーを始めました。このコーナーでは中国に関する知識や中国語の勉強方法などをご紹介いたしますので、このウェーブサイトを有効にご利用していただき、この中国語教室が皆様のお役にたちますように心より願っています。

私も日々日本語と英語を勉強していきたいと思っておりますので、今後とも、よろしくお願いいたします。

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中国語会話基本単語

【佛系青年】(fóxì qīngnián)[名]寡欲な青年

全てのことについて、どうでもいい、気にしない態度をとる青年を指す;すべてを淡泊に見る生き方やライフスタイルを持つ若者の総称。

 2017年の年末に流行り出した言葉で、必要最低限の要求を満たせば、それ以上には追求しない若者たちで、往々にして自分にも相手にも要求は淡白な傾向がある。

 「佛系青年」は内心常に自分の趣味やフィーリングを第一にしており、すべては自分が好きな方法やリズムで行いたいと考えるが、それは非常にあっさりとしたものとなる。恋愛はややこしいので、それには時間を費やしたくないと考え、ガールフレンドも単純に一人でいたいという原因から必要と考えない。

 車をアプリで予約する際にも、家のすぐ近くまで来てもらってもよいし、近くで待ってもらってもよいと考える。買い物の場合も、手に入っても入らなくてもよいと考え、なくてもまあ仕方ないと考える。お腹が空いた時、食べても食べなくてもよく、仕事で褒められても褒められなくても気にしない。これらが典型的な佛系青年の姿である。

 コメント&用例

 この言葉は一種のカルチャー現象として、若者の自分なりの生き方で生きようという寡欲な姿勢を示すものではないかと思われる。また、この言葉からたくさんの言葉が派生してもいる。

【吃土】(chī tǔ)土を食べる

意味

 (お金がなくて)土を食べるしかない。

 由来

 漫画由来の言葉。コスプレ界の大物がコスプレにお金を全部使い果たしたことを自嘲する時に使われたものが、2015年の「ダブル11」の後に、ネットショッピングでお金がすぐになくなった状況を自嘲する表現として使われ、全国に広まった。その後、あることや物に多額のお金を使ったことを喩えるようになった。

 コメント&用例

 [例 文]"双十一"之后,剁完手只能吃土了。

   [参考訳)ダブル十一が過ぎ去り、手を切り落としたら(ショッピングが一段落したら)土を食べるしかなくなった。

 [例 文]这些口红不用吃土也买得起。

 [参考訳]この辺の口紅は土を食べなくても買える(=そこまで高くない)。

【中年少女】(zhōngnián shàonǚ)[名]中年化少女

文字はきわどいですが、言葉自体は年とは関係がありません。中年少女と認定されるためには、次の5つの基準を満たす必要があります。①ピンク色が好きであること、②髪の毛が抜けていること、③「淘宝」でのショッピングにハマっていること、④やたらと健康維持に気を遣っている事、⑤若いイケメンと恋愛したがる事の5点です。

 この単語は去年の12月8日に微博(ウェイボー)で初めて使用されたもので、発言後のリツイートやコメント、いいね!は1万を超えています。当時、ネットユーザーからは「全部私にあてはまっている」、「図星だ」などの声があがっていました。

 「中年少女」は乙女心を持つ中年女性という理解も可能ですが、中国では2017年中頃に育毛剤や保温水筒が「90後」の少女に人気だという話で盛り上がったことがあり、このことから、若くても中年っぽく見える「90後」を指すことがメインになっています。

【油腻中年】(yóunì zhōngnián)[名]うざい中年男

「油腻」は脂っこいと言う意味で、一般的に料理の脂っこさを言う時に使います。「中年」はそのまま中年。この2つが一緒になって、「油腻中年」となり、脂ぎったウザい中年、もう少し噛み砕きますと、話が薄っぺらで、大した才能も見識もないのにカッコをつけたり、大口を叩いたりする中年男性を指す言葉として使われるようになりました。

 2017年10月、作家の馮唐氏が『如何避免成为一个油腻的中年猥琐男(うざくてみすぼらしい中年男性にならぬ為には如何にすべきか)』という文章を微博(ウェイボー)で発表しました。この文章はウェイボーやウィーチャットでどんどん転送され、10月30日にはリツイートとコメントの数が1万2000を超えるようになりました。当時は「中年」、「脂ぎった」、「みすぼらしい」などの言葉がSNSで一時溢れていましたが、これはみんなが思い思いに「油腻中年」像を描いていたのだと思います。

【対話】流行語・新語の変化を考える

新年の「キーワードチャイナ」では、私の同僚である向田和弘さんにご一緒頂く形で、キーワードから見える中国社会の動きをご紹介して行きます。

 新たなスタートである2018年の初回の放送に当たる今回では、二人でこの20年ほどを振り返って見ました。

 謝:向田さんは20年前から中国に住むようになって、中国のちょうど変化の激しい20年を見てきたわけですが、その中で言葉の変化について特に感じたこと、或いは気になったことはありますか。

 向:新しい単語の生まれる場所が、紙からネットに変わったことを顕著に感じます。同時に、新しい単語の生まれる地域も広がりました。ネットをプラットフォームにすることで、単語自体は確かに瞬時に全国区に広がるのですが、逆に寿命も短くなっている気がします。昔、辞書作りをしていましたからかも知れませんが、私の場合、単語の寿命というのが非常に気にかかるんです。面白いと思っても、気がついたら時代遅れになって消えていることも少なくありませんからね。長く残る「紙と」瞬間で消えてしまう「ネット」と言う、その「媒介」の寿命も単語の寿命に影響しているのかも知れないなと思います。

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