ある場所・時間に,人や物が存在している様子を述べる文を「存在文」と言います。
場所/時間+動詞+“着”+人/物
桌子上放着一本词典。(机の上に辞書が1冊置いてある。)
日本語で「~が」にあたるものが,主語として文頭に立つのではなく,目的語として動詞の後ろに置かれる点が,この構文の大きな特徴です。この「人」や「物」にあたる成分は,意味的には不特定の成分なので,しばしば数量詞が置かれます。
床上躺着一个病人。
(ベッドに病人が1人横たわっている。)
[Chuáng shang tǎngzhe yí ge bìngrén.]
この構文は,同じく存在を表す“有”構文と同じ仲間です。同じ語順になります。“有”がただ「ある」という存在を述べているのに対して,この構文の<動詞+“着”>の場合は,その存在のあり方を具体的に述べる表現です。
墙上有一张地图。(ある)
墙上贴着一张地图。(はってある)
墙上挂着一张地图。(掛けてある)
コメント