中国伝統の婚俗
皆さんこんにちは、「songyun.org中国語教室」というコーナーを始めました。このコーナーでは中国に関する知識や中国語の勉強方法などをご紹介いたしますので、このウェーブサイトを有効にご利用していただき、この中国語教室が皆様のお役にたちますように心より願っています。
私も日々日本語と英語を勉強していきたいと思っておりますので、今後とも、よろしくお願いいたします。
中国は土地が広く、悠久な歴史を持ち、婚俗は時代の移り変わりに連れて、変化しつつある。しかし、盛大で、賑やかで、めでたい雰囲気は変わったことがない。
中国の古代では、結婚するには6つの儀式が行なわれる。これは「六禮」といわれる。例えば、納彩・結納、親迎などの儀式だ。若者が気に入った娘がいれば、仲人を娘の家へ行かせて、婚約を結ぶ。この時、男の方は仲人にだけではなく、相手の女性の家にも贈り物をあげるわけだ。女性は結婚するまで、婿と一回も会うこともなかったこともある。現在では、女性の方は両親や先輩に伴われて、男性の家へ行って、相手側の情況を見ることができる。こういう時、女性の方は男性の家で、食事をすることに同意すれば、婿のことを気に入ったと言うことだ。
婚約を結ぶことは最も重要な一環だ。これは民間で慣れたやり方だが法律の役割も果たしている。婚約を結ぶ時、ほとんど男性の方から女性の方に結納品を送るのだ。また、気に入った男女は互いに指輪を交わして、恋の証にするのだ。指輪の形は丸くて、古代の象形文字の中で、恒久の意味を表すからだ。伝統的な観念では、婚約は途中で破るのは駄目で、他人が異議を提出しても許せない。婚約を法律の効力を持つものだと認められている。結婚式はその儀式の中で、最も複雑で賑やかなものだ。
結婚式の日、花嫁はほとんど、吉祥つまり、めでたいことを表す赤い服を着る。現在では、白いウェイティングドレスを着る人もいる。花嫁は実家を離れる時、涙を流して、自家との別れを惜しむ。花婿の家に着いたら、結婚式は本番に入る。一部の地方では、花婿の家の庭に入ると厄除けの火鉢またぎをする。そして、禮堂に入って、天地としゅうとしゅうとめを拝し、互いに拝し、夫婦固めの盃を交わす。これで正式に結婚式を済ませた後、新婚の部屋に入る。
結婚式の披露宴に参加することは喜びのお酒・「喜酒」を飲みに行くといわれている。披露宴では花嫁は自らお客さんに酒を注ぎ、歓迎の意を表す。新婚部屋は「洞房」と言う。新婚の夜、披露宴の後、親友や未婚の男女達は新居へ行って、ドンチャン騒ぎをする慣わしだ。