存在文解説

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By whenis , 1 11月, 2010

ある場所・時間に,人や物が存在している様子を述べる文を「存在文」と言います。
 
場所/時間  +  動詞  +  “着”  +  人/物 
桌子上    放    着    一本词典。 
 (机の上に辞書が1冊置いてある。) 

 
 日本語で「~が」にあたるものが,主語として文頭に立つのではなく,目的語として動詞の後ろに置かれる点が,この構文の大きな特徴です。この「人」や「物」にあたる成分は,意味的には不特定の成分なので,しばしば数量詞が置かれます。
墙上贴着一张中国地图。
(壁に中国の地図が1枚貼ってある。)
[Qiáng shang tiēzhe yì zhāng Zhōngguó dìtú.]
床上躺着一个病人。
(ベッドに病人が1人横たわっている。)
[Chuáng shang tǎngzhe yí ge bìngrén.]
门口停着一辆汽车。
(入り口に車が1台止まっている。)
[Ménkǒu tíngzhe yí liàng qìchē.]
 この構文は,同じく存在を表す“有”構文と同じ仲間です。同じ語順になります。“有”がただ「ある」という存在を述べているのに対して,この構文の<動詞+“着”>の場合は,その存在のあり方を具体的に述べる表現です。
墙上  有  一张地图。  (ある) 
  ↓     
墙上  贴着  一张地图。  (はってある) 
  ↓     
墙上  挂着  一张地图。  (掛けてある) 

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