文法モジュール 基礎固め復習コース Lesson5 方位詞 解説

皆さんこんにちは、「songyun.org中国語教室」というコーナーを始めました。このコーナーでは中国に関する知識や中国語の勉強方法などをご紹介いたしますので、このウェーブサイトを有効にご利用していただき、この中国語教室が皆様のお役にたちますように心より願っています。

私も日々日本語と英語を勉強していきたいと思っておりますので、今後とも、よろしくお願いいたします。

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名詞の場所性
 場所を表す成分が要求される位置に名詞を置く場合,その名詞が場所としてとらえていいかどうかが問題となります。名詞の中には,本来場所を表す名詞なので“里”や“上”の助けが必要ない類と,物を表すので場所化するには“里”や“上”をつける必要のある類,それからそれらの中間の,“里”や“上”があってもなくてもいい類の3類に分かれます。

“里”や“上”をつけてはならないもの 日本,中国,北京,上海

“里”や“上”があってもなくてもいいもの家,宿舍,学校,教室,办公室,食堂,邮局,图书馆

“里”や“上”が必要なもの 床,墙,桌子,书架,屋子,房子,信封,口袋

場所化のマーカーとしての“里”と“上”
「あなたのキーはテーブルにあるよ。」と言いたい場合,“*你的钥匙在桌子。”とは言えません。“在”の後には場所が来なければなりませんが,“桌子”はあくまでも物体であって,場所ではないからです。この場合“你的钥匙在桌子上。”となりますが,“里”と“上”の2つは自由に名詞の後に置くことができます。このような場合“里”と“上”は,本来場所を表さない名詞を場所化するマーカーだと考えられます。
  桌子上 (テーブルの上)
  冰箱里 (冷蔵庫の中)
これらの“里”と“上”は発音は普通軽声で読まれます。

中国語の方位詞は,上の表のように,単音節の単純方位詞と,それらに接尾辞の“边”“面”“头”などがついた2音節の合成方位詞に分かれます。
 発音面では,合成方位詞は“边”“面”“头”の部分は軽声になります。(ただし“旁边”だけは例外で,“边”の部分は第1声になります。)また,アル化することも少なくありません。
 単純方位詞は普通は単独で用いることはありません。(“上有天堂,下有苏杭”のように対で用いられたり,“门外”のように熟語化している場合は別です。)
 それに対して,合成方位詞は単独で自由に用いることができます。

中文杂志在上边儿,外文杂志在下边儿。
(中国語の雑誌は上にあり,外国語の雑誌は下にあります。)
[Zhōngwén zázhì zài shàngbianr, wàiwén zázhì zài xiàbianr.]

窗户前边儿有一盆花。
(窓の前に鉢植えの花が一つある。)
[Chuānghu qiánbianr yǒu yì pén huā.]

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