文法ノート-介詞Ⅱ
皆さんこんにちは、「songyun.org中国語教室」というコーナーを始めました。このコーナーでは中国に関する知識や中国語の勉強方法などをご紹介いたしますので、このウェーブサイトを有効にご利用していただき、この中国語教室が皆様のお役にたちますように心より願っています。
私も日々日本語と英語を勉強していきたいと思っておりますので、今後とも、よろしくお願いいたします。
一番、シンプルな文は主語+述語。その間に入って情報をプラスしていくのが、介詞である。介詞は主語と述語を仲介するものである。
今回は、主語と述語に相手(「~に」、「~と」)と言う情報をプラスする介詞を学ぶ。
1) 給
英語で言うと「for~」、「to~」のイメージである。
例:私はあなたに電話する。
我给你打电话。
帰る時には必ず妻に電話する。
我回家时一定给妻子打电话。
2) 跟
「相手」の情報をプラスする時の介詞。「給」は日本語なら、「~に」にあたるが、この「跟」は、「~に」に加えて、「~と」と言う意味も表す。英語で言えば、「with~」、「to~」、「from~」と言った感じである。
動作の相手を導く介詞で、動作を一緒に行う場合と、動作の起点、動作の終点になる場合などがある。
*動作を一緒に行う
例:今夜、私と一緒に晩御飯を食べましょう。
今晚,跟我一起吃晚饭吧?
土曜日、私は姉と一緒に映画を見ました。
星期六,我跟姐姐一起看了电影。
*動作の起点
例:私は母からお金を借りました。
我跟妈妈借了钱。
店員から領収書をもらいました。
我跟店员要了发票。
*動作の終点
例:私は学校での出来事を母に話します。
我跟妈妈说学校里发生的事。
私は部長に報告します。
我跟部长汇报。
「给」と「跟」は、いずれも動作の相手を導く介詞だが、「给」は動作の後の結果状態に関係するので、結果補語のように動詞の後ろに置かれることもある。一方、「跟」は動作後の結果とは無関係なので、動詞の後ろに置かれることはなく、もっぱら動詞の前に置かれる。