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皆さんこんにちは、「songyun.org中国語教室」というコーナーを始めました。このコーナーでは中国に関する知識や中国語の勉強方法などをご紹介いたしますので、このウェーブサイトを有効にご利用していただき、この中国語教室が皆様のお役にたちますように心より願っています。

私も日々日本語と英語を勉強していきたいと思っておりますので、今後とも、よろしくお願いいたします。

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麗水市処州青瓷博物館

中国でも、いまは夏休みシーズンです。国内旅行に出かける人たちは年ごとに増えています。「博物館めぐり」は北京を中心に訪ね歩いていますが、今回は浙江省に出かけたのを機に、変わった博物館を紹介しましょう。

 浙江省の省都は杭州です。8大古都の一つで、南宋の都でもありました。西湖を擁し、これを取り巻くように広がる町並みはとてもきれいです。上海から2時間、日本からも直行便が飛んでおり、内外から多くの人を引き付けています。ここには1929年に建造された浙江省博物館をはじめ、茶葉博物館、シルク博物館、漢方博物館など、バラエティーにとんだものがあります。

 南宋時代に最も栄えた焼き物が青瓷器です。これだけを集めた青瓷博物館というのも浙江省にあります。取材で訪ねたのは、杭州から2時間半ほど離れた麗水市にある「麗水市処州青瓷博物館」です。この博物館、ユニークなのは個人の経営だということです。叶英挺さんという、青瓷の研究者でもある人が、20年以上かけて集めたものを公開しているのです。

北京大鐘寺古鐘博物館

お寺の境内に至る所、鐘、鐘、鐘。今日は鐘ばかりを集めた北京大鐘寺古鐘博物館を訪ねます。大鐘寺は地下鉄13号線の大鐘寺駅から歩いて7、8分のところにあります。集められた鐘は約700個、そのうち500個ほどが展示されています。  

 鐘は時を告げるものであったり、音楽を奏でるのに使われました。銅製のものがほとんどですが、古いものでは陶器で作られたものもあります。ずんぐりした型だけが印象に残りますが、近づいてよく見ると、花模様とか仏像が彫りこんであったり、銘文が刻まれてあったりします。  

 この博物館で目を引くのは、なんといっても「永楽大鐘」という世界でも歴史の古い最大の鐘です。作られたのは明代の永楽18年といいますから、1420年です。重さは46トン、直径は3.3メートルもあります。46トン以上の鐘は世界に8個あるそうですが、歴史が一番古いのは、永楽大鐘です。京都の知恩院の大鐘もけっこう大きくて、74トンあるそうですが、永楽大鐘はそれより280年ほど早く作られています。そして、銘文が最も多い鐘です。23万余りの経文や呪文が刻まれています。

中国地質博物館

中国地質博物館は、1916年に最初の基礎ができ、2006年7月で90周年を迎えます。中国に数ある博物館の中でも、伝統ある自然博物館です。北京の西四にあり、近くには、広済寺、歴代帝王廟、白塔寺などがあり、とても分かりやすい場所です。

 建物は7階建てですが、このうち1ー4階の4500平方メートルが展示スペースで、20万点を超す収蔵品のうち、1割ほどがショーケースに並んでいるとのことです。1階は地球ホール。直径3メートルもあろうかと思われる地球儀がどんと置いてあります。地球の成り立ちや火山、地震についての解説やパネル展示があり、いわば学習コーナーともいえます。   

 2階にあがると鉱物、岩石の展示ホールです。世界最大といわれる水晶の玉、これは重さが3.5トンもあります。それに、蛍石や方解石の結晶など中国を代表する鉱物標本が並びます。中国のお土産に「玉(ぎょく)」の工芸品がありますが、その原石がこういったものなのでしょう。孔雀石というのも見つけました。孔雀が羽を広げたときのように、赤や緑の鉱物が岩石に自然な形で散りばめられています。

王府井古人類文化遺跡博物館

北京を訪れた人が必ず足を向ける繁華街、王府井。長安街から北京飯店を左に見て、北に向かうこの一帯はいつも大勢の人でにぎわっています。その近代的なショッピングモールがある東安市場の地下に、小さな博物館があるのをご存知でしょうか。王府井古人類文化遺跡博物館です。この取り合わせを不思議に思い、訪ねてみました。

 1996年の暮れも押しつまった12月28日のことです。前の年から始まった東安市場の整地作業の最中、石や骨で作ったナイフ状のものとか、動物の骨、火を使った跡など、かつて人間が生活していた痕跡がたくさん見つかったのです。

 北京郊外の周口店といえば、北京原人が発見されたところですが、はるか昔の人類の足跡が、北京の都心部に残っていることで大騒ぎになりました。

 工事を中断して、中国科学院古脊髄動物・古人類研究所や北京市文物研究所による発掘作業が8カ月にわたって行われました。その結果、地下11ー12メートルに2000平方メートルにわたって、人々が暮らしていたことが分かり、石器、動物の骨など2000点が収集されました。いまから24000年から25000年前、旧石器時代後期の遺跡と見られています。火を使った形跡もあり、当時の人が焼いたり、煮たりした食べ物を口にしていたことが伺えます。

北京戯曲博物館

北京の伝統芸能に京劇があります。きらびやかな衣装、ドラも加わった音楽。言葉が分からなくても、十分に楽しむことができます。北京の劇場で観覧可能ですが、短い日程で北京ツアーにやってきた人は、切符の入手や問い合わせが面倒なため、尻込みする人も多いようです。

 そんな人にうってつけの場所、北京戯曲博物館を紹介します。京劇を毎日上演している常設劇場ともいえます。宣武門のあった南の地区、つまり宣南地区が庶民文化の発祥の地、と紹介したことがあります。京劇は清の時代に始まったもので、最盛期の北京には20を超える劇場があり、そのほとんどが宣南地区に集中していました。  

 その宣南には、全国各地から文化人や商人が集まってきました。そして、宿泊したり情報交換のための場所、日本流にいえば県人会の寮のような施設が次々と建てられました。

 そのひとつに湖広会館というのがありました。1807年に建てられたもので、湖北省と湖南省出身者が寄り添う場所になりました。新中国の成立後は一般の住宅や事務所として使われてきましたが、10年ほど前、改修を加え、北京戯曲博物館として衣替えしたのです。  

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