皆さんこんにちは、「songyun.org中国語教室」というコーナーを始めました。このコーナーでは中国に関する知識や中国語の勉強方法などをご紹介いたしますので、このウェーブサイトを有効にご利用していただき、この中国語教室が皆様のお役にたちますように心より願っています。

私も日々日本語と英語を勉強していきたいと思っておりますので、今後とも、よろしくお願いいたします。

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凹造型

凹造型(āo zào xíng)

「凹」はくぼむ、へこむ。「造型」はスタイリング。「凹造型」でポーズを取る、恰好つけること。上海方言の俗語から来た言葉で、普段の生活でも、文章を書く時も、何かをする時も、格好をつけ、他人との違いをわざと示すことを風刺する言葉。

2006年に、エディターの洪晃さんが「80後」の代表者、作家でレースサーの韓寒さんともう一人のブログの書き手をからかう時に使われ、流行語になった。

「80後」はこれまでの世代と違って、外見を気にするようになって、ファッションと人々の心理について一定の洞察力がある。一方で、自己中心的な面もある。つまり、目立ちたい気持ちもあり、その方法もよく分かっている。

孟母三迁

孟母三迁(mèng mǔ sān qiān)

漢字の説明

意味

「孟母」とは、孟子の母親のこと。「三遷」とは、住居を三度変えること。

日本では、「孟母三遷の教え」として知られている。

孟子の家族は、はじめ墓場の近くに住んでいた。すると、、孟子が葬式ごっこをして遊ぶので、教育によくないと市場の近くに引っ越した。今度は、孟子が商人の真似ばかりして遊ぶので、学校の近くに引っ越した。すると孟子は礼儀作法の真似ごとをするようになった。孟子の母は「この地こそ子供にふさわしい」と言って、その地に落ち着いたという故事から。

子供の教育には、よい環境を選ぶことが大事と言う意味や教育熱心な母親のたとえにもなる。

使い方

黑科技(hēi kē jì) ブラックテクノロジー

この言葉は日本の漫画・アニメ『フルメタル・パニック!』に登場した言葉。架空の技術、存在しない技術のこと。中国では、それを「黑科技」と訳しされ、SF作品によく出てくるまだ世の中にはない技術、或いはそれによる製品のことを指す。この「黑科技」は科学的な根拠がないというよりも人類の常識認識ではまだ理解できないもの。で、テクノロジーとは言うがの肩書きを持っているが、魔法的な存在となるのもの。

中国では最近、あらゆる新しいハードウェア、ソフトウェア、技術、技法、工法、材料などを指すようになっている。例えば、「盘点让世界为之色变的十大黑科技(世界を驚かす10十大ブラックテクノロジーを総まとめする)」のように、使われる。

夏日田園雑興

作者、範成大は南宋の詩人。今の江蘇省蘇州の人。陸游や楊万里と並んで南宋を代表する詩人です。役人としていろいろな役職を歴任しました。体調不良を理由に引退し、68歳で世を去るまで蘇州郊外の石湖のほとりで悠々自適な生活を送りました。この石湖のほとりで見た風景などを詩にしているうちに、「田園雑興」というタイトルで1年間で60首になりました。これを季節ごとに「春日」「晩春」「夏日」「秋日」「冬日」の5つに分け、それぞれは12首。今日紹介したのは「夏日」のなかの9首目の作品です。1句目の黄塵、中国の土地はまさに黄土ですから、埃の色は黄色。ほこりにまみれた汗は、漿、麦の粉をといた水のよう、納得です。井香りは、香ばしい井戸水の意味ですから、作者の家には、冷たい井戸水があったのでしょう。確かに、現在、一般公開されている範成大の石湖の別荘には、清水がこんこんと湧き出ている「石湖」と名付けられた井戸があるそうです。この詩は、すごく暑い風景の描写から始まっていますが、2句目の井戸水、4句目の柳の木陰を吹き渡る涼風と読み進むうちに涼やかな気分になってきます。間もなく、暦の上では秋を迎えますが、まだまだ厳しい暑さが続きます。せめて、漢詩の世界で涼をとってください。

廬山の瀑布を望む

作者、李白は盛唐の詩人。杜甫と並び称され、日本でもよく知られています。四川の人で出身地から青蓮居士(せいれんこじ)の号があります。62歳で病のために没しますが、一説には、酒に酔って船に乗っていた時、水に映る月を捕ろうとして、溺死したとも言われています。生き方と共に作品も天衣無縫でスケールの大きさを感じさせるものが多くあります。今日紹介した詩も目の前の景色をダイナミックに詩にしています。「日は香炉を照らし」、の香炉は廬山の中の香炉峰のこと。白居易の「香炉峰の雪は簾をかかげてみる」でもお馴染みかと思います。そして、清少納言の枕草子にも登場します。峰から立ち上る霧が、香炉から香の煙が立ち上っているように見えることから、この名前が付いたようです。滝の水が三千尺、1尺は30センチですから900メートルに渡って落ちる、これはもちろん実際の長さと言うより、それだけ凄いスケールだということです。李白らしさが表れている1句でもありますね。想像しただけでも涼しくなれそうです。百聞は一見にしかず。やはり実物をみてみたいですね。

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