全纳教育(quánnà jiàoyù)包括教育 インクルージョン教育
Submitted by whenis on Thu, 05/04/2017 - 07:05「全納」を読むと、日本の方は金銭を全部納めると言ったイメージかもしれませんが、これは、インクルージョン教育の英語の意訳です。初等教育や中等教育段階から、障害を持った子供を隔離せず、通常学級で学ぶ時間を増やす教育を言います。包括教育、インクルーシブ教育とも言います。
中国では、これまで、障害を持つ子供は一般の小中学校ではなく、特殊学校に通うことが一般的でした。理由として、同じような障害を持つ子供が同じ学校やクラスにいれば、教えやすいし、管理しやすいからです。また、障害を持っている子供が将来、生計を立てるためには、障害者向けの職業学校に通わなければならないと思う親が多かったのです。
このような方式、方法の結果、障害を持っていてもそれなりの自立はできますが、一生、特殊な人として扱われ、同情されたり、支援されたりと一般人と普通に付き合うことが難しいのです。
最近では、一部の学校では、「全纳教育」、インクルージョン教育の理念を取り入れて、障害を持っている子供でも通常学級で学ぶようになり、成果が出ています。教育部門はこのような学校を今後、増やしていく方針です。