食療法と薬膳

皆さんこんにちは、「songyun.org中国語教室」というコーナーを始めました。このコーナーでは中国に関する知識や中国語の勉強方法などをご紹介いたしますので、このウェーブサイトを有効にご利用していただき、この中国語教室が皆様のお役にたちますように心より願っています。

私も日々日本語と英語を勉強していきたいと思っておりますので、今後とも、よろしくお願いいたします。

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中国の古代では、大自然から取った野生の薬草を特色をもつ漢方薬につくった。漢方医薬は人々の飲食と密接にかかわっている。薬は食として、食べられ、または食は薬の効果もある。それによって、食療法と薬膳が形成された。民間には「薬補は食補にしかず」と言う言葉がある。昔から食補は人々に広く親しまれてきた。
 
医食同源の伝統の歴史は周の時代を遡ることができる。古書には食療法に関する論述が多い。唐の時代の医学者孫思邈の書いた『千金方』と『千金翼方』には食療法に関する専門的な論述があり、古代の食療法の発展に大きな影響を与えた。
 
孫思邈は「健康を保つには合理的な飲食を基礎としている。薬を乱用してはいけない。医者がまず病気の原因をはっきりとし、食療法で治療し始め、効果がよくなければ、薬で治療することを主張している。中国の民間に伝わる食療法と薬膳はいずれも孫思邈の食療法の観点からきたものだ。
 
孫思邈は100歳以上も生きた。この事実によって、当時の人々が孫思邈の食療法と養生の理念を心から認めるようになった。だんだん食療法と薬膳は民間で健康を保ち、病気を予防し、治療する方式となってきた。
 
食療法は食べ物を薬とすることだ。一般の野菜で病気を予防し治療できることが中国でよく知られている。例えば、風邪を引くと、新鮮な姜を薄切れにして、それに短く切ったねぎの白い根と黒砂糖きびで作った砂糖を水に入れて煮て、沸いたら熱いうちに飲んで、汗を掻いて、治るのだ。この他、塩や酢、ねぎなどはそれぞれの治療の効果がある。
 
花の種類が多いだが、北方では食用できる花が100種類以上もある。また、植物の王国と呼ばれている雲南省では、食用できる花の種類は260をも超えている。花を食べることは体に良いことだ。例えば、恋を象徴するバラの花は女性の生理や美容にも有益だ。
 
 薬膳は薬を食べ物にして、病気を治すことだ。薬膳は古代から現在まで非常に人気がある。このため、薬膳のレストランがたくさん設けられてきた。薬膳の種類と言えば、おかゆやスープなどがある。例えば、山芋にハトムギや干し柿などをお米と一緒におかゆに作ったら、子供の胃袋の病気を直すことができる。
 
中国の「食品衛生法」は、食品に薬品の添加禁止を明確にしている。これは薬膳と少し矛盾しているため、関係部門は数十種類の食品に添加できる漢方薬を指定した。例えば、棗や干した生姜、山揸、薄荷などだ。
 
中国の薬膳は国内だけではなく、国際市場にも進出している。例えば、菊酒やみかんの皮茶、ぶくりょうの入れたお菓子などが多くの外国人に喜ばれている。
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