尬聊(gàliáo)

皆さんこんにちは、「songyun.org中国語教室」というコーナーを始めました。このコーナーでは中国に関する知識や中国語の勉強方法などをご紹介いたしますので、このウェーブサイトを有効にご利用していただき、この中国語教室が皆様のお役にたちますように心より願っています。

私も日々日本語と英語を勉強していきたいと思っておりますので、今後とも、よろしくお願いいたします。

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気まずいという意味の「尴尬」という単語があるように、その語素である「尬」という字を使った単語には「気恥ずかしい」、「カッコ悪い」という意味がつきまといます。以前「尬舞(gàwǔ)」という言葉を紹介しましたが、これは見ていて気まずくなるダンスのことでした。「尬」の後ろにある「聊」は、「聊天(お喋りする)」の動詞語素で、雑談する、お喋りをするという意味で用いられています。

 インターネット時代に入り、インスタントメッセンジャーがもちいられるようになってからは、ネット上でのチャットを指す言葉としても用いられており、チャットルームはこの「聊天」に部屋のいう意味を表す語素である室内の「室」を加えて「聊天室」、グループチャットはグループや群れを表す「群」を前に加えて「群聊」と呼びます。

 さて、「尬聊」はもともとネット用語で、気まずいおしゃべりによって、雰囲気が冷めることを表します。おしゃべり自体は日常のことながら、一部の人にとってはかなり難しいことでもあります。話の通じない人とおしゃべりをしなければならない時はとても乾いた「尬聊」をするしかありません。

 この「尬聊」の原因には、共通の話題が少ないことや、おしゃべりをしているうちの少なくとも一人が自己中心的であること、そして、それぞれが持つ互いへの距離感が異なることなどが挙げられます。日本語には空気が読めないことを表す「KY」という言い方がありますが、話す相手がKYだった場合、そのおしゃべりは往々にして乾いた「尬聊」になってしまうものです。

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