whenisさんのブログ

皆さんこんにちは、「songyun.org中国語教室」というコーナーを始めました。このコーナーでは中国に関する知識や中国語の勉強方法などをご紹介いたしますので、このウェーブサイトを有効にご利用していただき、この中国語教室が皆様のお役にたちますように心より願っています。

私も日々日本語と英語を勉強していきたいと思っておりますので、今後とも、よろしくお願いいたします。

スポンサー

貨殖列伝(下)

(貨殖列伝・序言)周の時代、軍師姜太公(じゃんたいこう)は、現在の山東省にある営丘という土地を領地としてもらった。その土地はほとんどアルカリ性の貧しい土壌で、住民は少なかった。姜太公は地元の女性に紡績の仕事を与えると共に、魚や塩を外部に流通させることを支援した。すると、各地の住民はひっきりなしにここにやってきた。その後の春秋戦国時代になると、姜太公の領土を基に斉の国ができた。この斉の国で作られた冠や帯、衣服、靴などは全国範囲で売られるようになった。東中国海から泰山までの小さい国々の王が恭しく斉の君主に謁見するようになった。後に、斉は一度衰退したが、その時の名人管仲は太公の政策を修正。物価を調節し、資金を貸し付ける部門を設置した。これによって、斉の桓公は覇王となり、各国の諸侯と何回も会合を開き、世の中のルールを正しい道に乗せた。管仲も税金を集めたりし、斉の家臣でしかないのに、諸侯国の君主よりも金持ちになった。斉の強い国力は後の威王や宣王までの時代にも続いた。

 *姜太公って、どんな人物なのか

貨殖列伝(中)

司馬遷親子二人とも、太史令、現在の国家図書館の館長という役職ですが、孔子が書いた「春秋」に続き、漢の時代までの新しい歴史書を書くというのが、もともと父親司馬談の夢でした。夢を実現できずに、なくなった父の遺言を聞きいれ、宮刑、男性なら去勢、女性なら幽閉と言う思い罰に処されても、一生懸命「史記」を完成させたのが、司馬遷です。

 司馬遷の運命は、将軍李陵を弁護したのが大きなターニングポイントになりました。李陵は5000人の軍隊を率いて、匈奴を侵攻しましたが、3万人の匈奴軍隊と遭遇し、負けました。やむを得ず投降しました。漢武帝は激怒し、「太史令、どう思うか」と聞きました。すると、司馬遷は、「李陵が死なずに投降したのは、それなりの考え方があるに違いない。いずれ罪を償い、陛下に報おうとしているのではないか」と述べました。武帝は敵軍に投降した裏切り者を弁護するのは、朝廷に反対する行為として、司馬遷を投獄しました。死刑を宣告されましたが、漢の時代は、死刑を逃れるため、宮刑、つまり去勢手術を受けるという方法がありました。司馬遷は歴史書を書くため、屈辱の宮刑を受け入れました。

貨殖列伝(上)

「史記」は中国では最も重要な歴史書の一つです。全部で130巻52万6500字からなっています。今から2100年ぐらい前、前漢の武帝の時代に、司馬遷によって編纂されました。それまでの史書は、時間軸による編年体或いは、地域別に歴史事件を述べる国別体の二種類でした。司馬遷は「紀伝体」という新しい記述方法を創出しました。これは、人物の伝記を中心に歴史の内容を記述するスタイルです。この意味では、「史記」はただの歴史書ではなく、歴史人物の物語を中心に展開していますので、壮大な歴史小説とでもいえます。後世の歴史書だけではなく、古代の小説や伝記文学、芝居などにも非常に大きな影響を及ぼしました。

 「史記」には、大きく分けると、五つの内容があります。帝王の言動を記述する「本記」;表で系譜や人物、史実を羅列する「表」;社会経済や天文、地理などの記述する書;日本の戦国時代の大名に当たる世襲の王侯の歴史及び特別に重要な人物の事跡を記述する「世家」;及びそれ以外の民間の代表的な人物や少数民族の伝記を記す「列伝」という5つのものです。その中で、一番中心的な内容は「本記」と「列伝」です。

『史記・項羽本紀』

項羽の伝記は何故帝王の伝記を記す「本紀」に組み入れられたのか?

 「本紀」は「列伝」と同様、「史記」の中で、最も重要な構成部分の一つです。12巻からなっています。司馬遷は「史記」で、伝説の黄帝から、漢の武帝まで、およそ3000年の歴史を記しました。

 項羽が帝王ではないのに、その伝記は司馬遷に帝王の枠に入れられました。「本紀」の例外とでも言えます。実は、このような例外は、わずか12巻しかない「本紀」の中に、もう一巻あります。それは、「史記」の中で、唯一女性のために書いた伝記です。主人公は、漢高祖・劉邦の妻、呂太後です。と言うことは、覇権の争いに敗れた項羽でも、劉邦の妻、呂太後でも、皇帝ではないですけれど、皇帝と同じような大きな影響力があるということで、司馬遷は後世の人々、この私たちに伝えたいと思ったと言うことでしょうか?

ページ

スポンサー